被災し大切なものを失った方々と、私どものように同じような地理的な条件にありながら、
被災を逃れたものとの境遇の差に大きなショックを受けています。
阪神淡路大震災以降、思いは深まるばかりです。
当時、被災した人々が電車で大阪駅に行くと、大震災がなかったように今まで通りの生活を続けて街と人々に
複雑な思いを持たれていました。
「なぜ、私たちだけが…」
言葉を失います。
7月31日、岡山市にある長泉寺さんが、被災者に「温野菜」料理をお届けしようと発案した企画の実施日です。
どうしても偏った食事になる(お弁当など)避難所生活です。
日頃は、しっかり食べておられたはずの野菜を摂ることができていません。
健康を維持するため、野菜料理は食生活の根幹をなすものです。
本来は生野菜をお届けできればよいのですが、保健衛生上、できません。
そこで温野菜(野菜の煮込み)を、お届けする直前に調理に(衛生管理も万全に)、避難所にお届けするという活動を企画されました。
とても素晴らしいことです。手足になればと参加させていただきました。
700食です。
この数字には圧倒されました。
どうすればそのようなことが可能なのだろうか。
さすがお寺さんです。広い調理場、盛り合わせできる部屋。調理をされる方とすべて整っています。
調理も短時間で済ませることが必要です。
広い調理場。調理中は10人以上が作業しました。いっぱいです。
この写真は調理が終わってからのものです。
調理した野菜を冷やし、カップに盛り付けていきます。
扇風機で余熱を取ります。
カップにふたをして
シールを張ります。
午後1時から始めて、5時30分に終了、すぐに車に積み込み、現地まで約1時間。高速を走ります。
↓調理を終えてほっとしてお寺の庭に出てきました。長泉寺さんの本堂は改修工事中です。
つづく