玉川さんは、福島県をこのような状況に追い込んだ原発事故は、実は、それでも、最悪の事態に陥らなかった主要な要因に、免震重要棟の存在があったという。
ご存知のように免震重要棟は、原発事故を拡大させないための最前線基地であり最後の砦です。
この施設があったから日本は救われたのかもしれない。
では、この免震重要棟がいつできたのか。
大震災の半年前だそうです(私は知らなかった)。
それまでは、原発を守る最後の砦がなかったのです。
とても恐ろしい話です。
もし、間に合っていなかったと思うと震えてしまいます。
チェルノブイリ原発事故の例から考察すると、関東圏全域が避難対象になっていただろうと。
もしそうなっていたら、日本はどうなっていたでしょう。
考えるだけで恐ろしい話です。
ということは、原発事故に関しては沖縄以外のすべての地域で、避難対象=被災する可能性があるということです。
「当事者性」という言葉が玉川さんから繰り返されます。
原発事故に関しては沖縄以外のすべての地域が当事者なのです。
例えば、岡山には原発はありませんが、日本海側の島根、そして福井にも多くの原発があります。
原発事故による課題解決は、協働しかないと玉川さんは話します。
モニター画面からの抜粋です。
協働による課題解決
~当事者としての各アクターの協働による解決~
・協働の前提としての「当事者性」
・大多数の人が「当事者性」を共有しうる災害
・個人、職業人、団体構成員としての関与
・行政と行政(町(町同士)・県・国(各省庁))
この問題は「誰かが」解決しうるのではなく、
社会を支える多数のアクターの参画で克服が可能に。
それには、個人・団体としての志、専門性を生かすこと。
そして、関係するもの同士が協働することが必要。
この文章を心に刻まなくてはなりません。
ありがとうございいました。
直ちに訂正させていただきます。