
山中伸弥教授がニューヨークタイムスの記事を要約しています。
助かります。
転載させていただきます。
New York Timeのサイト
ワクチンには様々な種類がある。今、人間に用いられているワクチンで一番多いのは弱毒化ワクチンである。これは、ウイルスを鶏卵などで長期培養することにより遺伝子変異を起こし、感染性を維持したまま弱毒化したものである。
生ワクチンとも呼ばれる。このタイプのワクチンを接種すると人間の細胞に感染し、増殖するため、抗体(液性免疫)に加えてキラーT細胞による細胞性免疫も誘導する。
また1回の接種で済むことが多い。しかし感染性があるため、発熱などの副作用について慎重に評価する必要があるし、ウイルスを大量培養する必要があるため、十分量のワクチンを準備するのに時間がかかる。麻疹、風疹、おたふく風邪など多くのワクチンがこのタイプである。
新型コロナウイルスに関しては、東京大学の河岡教授が開発を進めている。
ウイルスを化学処理して死活化したワクチンも用いられる。発症の恐れはないが、細胞性免疫は誘導できない。
さらに新しい技術として、ウイルスの一部のタンパク質をコードするDNAやRNAを合成し、筋注する方法がある。
大量合成が容易であるが、やはり細胞性免疫は誘導が難しい。
新型コロナウイルスに対しては、スパイク(S)タンパク質を抗原として大阪のベンチャー企業がDNAプラスミドを用いたワクチン開発を進めている。
DNAをウイルスベクターに搭載する方法もある。これらのDNAやRNAワクチンは、今のところ人間で実用化されていない。
新型コロナウイルスに関して臨床試験入りしてるワクチンはこれらの種類のワクチンである。
ウイルスの一部のタンパク質を合成してワクチンに用いることもある。
抗原タンパク質を、他のウイルスのタンパク質と共にウイルス様の粒子にする方法と、抗原タンパク質のみ合成してワクチンにする方法がある。
前者は子宮頸がんワクチンで、後者はB型肝炎ウイルスワクチンで用いられている。
以上転載終わります。
やはり専門用語が分かりずらいですね。
※紫陽花がコロナウイルスに見えてしまいます。