「専門家会議」は内閣官房所管だと思います。
2月から活動を続けています。
一方、「諮問委員会」は、
正式には、「基本的対処方針等諮問委員会」です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、専門家で構成する「基本的対処方針等諮問委員会」は7日午前、都内で会合を開いた。安倍晋三首相は同委に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令要件を満たすか意見を求めた。-日経新聞から
緊急事態宣言を発令するための要件だったわけです。
特措法第十八条4 政府対策本部長は、基本的対処方針を定めようとするときは、あらかじめ、感染症に関する専門的な知識を有する者その他の学識経験者の意見を聴かなければならない。ただし、緊急を要する場合で、あらかじめ、その意見を聴くいとまがないときは、この限りでない。
では実際のところ、この二つの会は、何が違うのか、よくわかりません。
メンバー表をネットでみることができました。
諮問委員会メンバーを掲載します。
そして、専門会議メンバーです。
諮問委員会には、専門家会議12名すべて入っており、新たに4名が入っているだけです。
ほぼ同じメンバーといっていいでしょう。
代表者は変わっています。
専門家会議は脇田氏、諮問委員会は尾身氏です。
ふたつの会が同じ代表者というのはまずい(?)のでしょう。
深読みすれば、尾身氏を専門家会議の座長にしなかった(副座長)のは、諮問委員会の会長とするためだと思います。
安倍首相の緊急事態宣言の記者会見に同席したのが尾身氏でしたが、諮問委員会長という位置づけでしょう。
個人的には、この方中心に進めるのはどうかと思います。
首相と二人でミスリードするのではないか。
危惧しています。
お読みいただきありがとうございました。