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ロシアがウクライナに軍事侵攻してから6カ月が経とうとしてます。
当時の専門家の考えの多くは間違っていたと言わざるをえません。
例えば、
1.プーチンは重い病気にかかっている。精神的におかしくなっている。パーキンソン病だと専門家と言われる人が話していた。
2.ロシアへの国際決済の凍結は、金融経済の「核兵器」だ。根をあげるだろう。
3.ルーブルは下落し経済的に破綻するだろう。
4.ロシア軍は兵力を消耗し軍事物資が枯渇するだろう。
5.ロシアは孤立するだろう。
この5点は西側の希望的な観測だったことが明らかになっています。
1.プーチンは今も元気に指揮を執っている。
2.金融の核兵器の話はどこに行ったのだろう。
3.ルーブルは暴落していない。
4.ロシア軍は疲弊してだろうとは言われ続けているが、戦いはウクライナ内で行われている。すなわちロシアが攻めている状況に変わりはない。
5.ロシアは孤立していない。
タイトルに「第3次世界大戦の入口にいる」と書きました。
では第3次世界大戦とはどのような戦争なのか。
1次大戦、2次大戦となにが同じで何が違うのか。
同じと思われるのは人が死ぬことです、いわゆる熱戦です。冷戦ではありません。
では熱戦だけかといえば違います。
冷戦が組み込まれた複合的な戦争になるでしょう。
2030年には戦争の仕方が全く異なると言われます。AIが主導する戦争です。
人間の役割が後退しAI兵器が前面に出てくると言われます。
間違いなくそうなります。
恐ろしいことに、2030年を待たずにその戦争スタイルが目の前で展開されています。
端的な例がドローンです。それも監視用ではなく自爆攻撃用です。
AIは人間的な思慮も情けも持ちませんから、感情で制御することはありません。
ただただ人を殺します。
そして、ドローンのような兵器は廉価なので大国でなくても開発できるし輸出すれば大金になります。
使用すればするほど情報が得られ、精度も増します。
情報戦(電子戦)も同様です。世界中に技術者がいます。彼らはすべて潜在的な兵士です。
現在も世界中で参戦しています。
インターネットも廉価です。
アメリカなどの大国はなんとかコントロールしようとしていますが、敵味方が判然としなくなれば困難に陥ります。
さらに世界大戦の恐れを増大しているのが、各国の軍事費の増大です。
軍拡は戦争の要因です。
軍縮をするのは戦争の危険性を軽減するためですからその逆の軍拡は戦争の危険性を増すことになるのは当然です。
各国が軍拡をすれば、戦争の入口は大きく開きます。
大国だけではありません。兵器のある部分に特化すればそれだけで優位に立つことができます。
トルコのドローン開発がその例です。
兵器は多様化するばかりです。
対する防空システムは高価です。
そして、兵器は陳腐化しますから、実戦や演習で使用し「無駄」な廃棄を少なくしなくてはなりません。
戦争を続ければ続けるほど軍需産業はうるおい、人々は貧しくなります。
これも戦争への入口です。
かつて日本も経験しました。
また同じことを繰り返してはなりません。
国が攻められたら戦うかと問われて日本人の大半は「戦わない」と答えています。
私はまっとうな考えだと思います。
日本が第3次世界大戦を避けるためには、不戦の誓いを堅持するしかありません。
お読みいただきありがとうございました。
💛ウクライナに平和を💛