DXの続きです。
ロシアによる侵攻早々に、ウクライナ軍の通信を遮断するサイバー攻撃が行われDXは機能停止に追い込まれると思っていました。
しかしキーウの通信状況は良好で市民からの報告もとぎれることはありませんでした。
市民レベルでも通信が良好なら軍事レベルで良好なはずです。
一方、ロシア軍は軍隊内の通信もままならなかったと伝えられました。
明らかに形勢が逆転しています。
記事からです。
当然、ロシア軍も開戦初頭から軍用ネットワークを妨害し、DXしたウクライナ軍も危機に陥った。
DXはネットワークがなければ機能しないからだ。
このネットワークというのは私たちも利用しているインターネットのことだと思います。
インターネットの替わりになりうるもの、それがスターリンクというわけです。
ウクライナ軍はこのスターリンクを導入したわけですが、その経緯は後々まで語られることになると思われるほど劇的なことでした。
スターリンクは米宇宙企業「スペースX」の民生サービスです。
数千基の小型衛星が低軌道で相互にネットワークを作り、直径数十センチ程度のアンテナで直接アクセスできるそうです。
「スペースX」はあのイーロン・マスクが率いています。
そのマスクにtwitterでウクライナのデジタル転換相が要請し、マスクが直接それに答え、
10時間半でウクライナでのサービスを可能にし、5000台の通信セットを送り込んだといいます。
遮断されない通信ネットワークさえあれば、ウクライナ軍の分散攻撃が可能になるのです。
5月20日の毎日新聞では「スターリンク」の特集が組まれています。
その記事の中で、「スターリンク」が有効な通信手段だということがウクライナ軍によって初めて実証されたとあります。
民生サービスといわれますが、軍用利用も有効なことが明らかになりました。
世界の国々や組織から提供を求められる通信ネットワークになるのは間違いありません。
現在、インターネットを利用したことのない人が約29億人に上るそうです。
地理的に不利な過疎地域(山岳、砂漠、離島など)にも通信インフラが整い、
さらに自動運転のインフラとしても欠かせないものになると言われています。
個人資産がますます増えそうなマスク。
twitterを買収するというのはやりすぎです。
本人はもっともっと伸びる企業だとおもっているのでしょうが。
独占はいけませんよ。
お読みいただきありがとうございました。
💛ウクライナに平和を💛