岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「八海山」

2005-08-02 10:35:40 | Y21山の会と、ハイキング

新潟県と福島県にいっていきました。
関西に住んでいるものは、
ほとんど土地鑑がない地域ではないだろうか。
少なくとも私はとんとわからない。
今回は、新潟の八海山と、福島の会津駒が岳に登った。
山以外にも考えることが多い旅だった。

中越大地震の爪あともそこここに見られた。
地震の規模は阪神淡路大震災と同程度ではないだろうか。
人口が集中していないので死傷者の数は少なかったが、
山肌の崩壊、道路に痛みの状態はすざましい。
私が書くのはおこがましいが、観光も大きな経済的支えです。
夏や秋の行楽、雪のスポーツに「新潟へどうぞ!」

さて、この地域の登山の魅力といえば、
急登の連続、また岩場に鎖も多いと、山好きには
こたえられない。

八海山もそのような山だけれど、最初の急登をロープウエーが
カバーし(このロープウエーは冬はスキーに使われ、ロング
クルーズが楽しめる)、残り標高差700mで山頂まで登る
ことができる。

最後の急登を登りきると山頂直下の山小屋(千本桧小屋)に
辿りつく。
山頂部は、岩場の連続で八峰ともよばれている厳しいエリアだ。

一息ついていると、大勢の若者が登ってきた。
見ていると、彼らのリュックの中からお酒の瓶が一杯でてきた。
「なんだなんだ」と思っていたら、
そのお酒を、この山小屋にある神社に奉納するらしい。

お酒の銘柄はあの有名な「八海山」だ。
そして、この若者は、「八海山」を造っている八海醸造の
社員さんだった。
われわれは、その「八海山」を振る舞っていただいくという
ちょっとうれしい思いをさせていただいた。
もちろん、飲酒運転にならない程度に。

「八海山」を造っている人が、毎年、名付け山に登る心がけは
素晴らしいことだと思う。
自然に対する謙虚な姿勢は、私たちも忘れてはいけないな。

満ち足りた思いの私たちは、下山後福島県は檜枝岐村をバスで
目指すことになったが、これがなんとも予想外の大ドライブと
なった。

続く。


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1 コメント

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Linkさせていただきました (せいさく0319  )
2005-08-02 14:56:57
せいさく0319と申します。

掲載されている日記を興味深く拝見させていただきました。事後の御連絡となりましたが、当方の記事にリンクをはらせていただき、日記を紹介させていただきました。



リンクをはらせていただいた件について、何か差しさわりがございましたら、その旨、御連絡ください。何分、ブログ初心者なもので、ご容赦ください。



また、よろしければ、今後とも、そちらのサイトを拝見させていただくつもりです。よろしくお願いいたします。



せいさく0319  

http://plaza.rakuten.co.jp/kininaruburogu10/

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