今日、5月17日、福井県の高浜原発が再稼働しました。
現在再稼働しているのは鹿児島県川内原発1,2号機、愛媛県伊方原発3号機、そして福井県高浜原発と4機になりました。
西日本ばかりです。さすがに東日本は難しいと考えたのでしょう。
大地震が起こる可能性は全国で高まっています。数百年単位の活動期に入っていると言われています。
怖いのは阪神淡路大震災、熊本大地震に代表されるような直下型地震です。
最近、伊方原発の6km沖に活断層があることを研究者が突き止めています。
活断層はまだまだ未知な部分があります。熊本大地震が起こることで阿蘇周辺の活断層が地表に現れました。
地震が起きてからわかったのです。
熊本大地震のテレビ報道では、震度表示の図に鹿児島県が除外されていました。
活断層も川内原発の近くにはないと言われていました。活断層図には確かにありません。
視聴者の抗議により是正されました。よく覚えています。
ところが2015年9月11日の日本地質学会学術大会では、中央構造線は川内原発の沖合6キロにあると報告されています。
全国の活断層図というのがいかに不完全なものかがわかりました。
熊本大地震は熊本県だけではありません。大分県も大きな被害に遭いました。
大分県から愛媛県の伊方原発は中央構造線でつながっています。
直下型地震の怖さについては、原子炉を緊急停止させる時間的な余裕がないことがあげられます。
直下型の上下動は硬い岩盤をも割ってしまいます。3mくらいの断層は熊本大地震でも見られました。
そのような事態になれば、原発はひとたまりもありません。
被害は西日本全域にわたります。放射能は偏西風に乗り、瀬戸内海沿いに北東の方に流れていきます。
岡山県はその中にあります。
広瀬隆氏の発言を疑問視する人も多いと聞きます。
しかし、予測が的中してきたのは広瀬氏だったように思います。
安全神話は崩壊してしまいました。
誰の話を聞くべきか明らかだと思います。