岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

公共インフラになったツイッター。

2011-03-21 10:27:37 | 東日本大震災
津田大介さんの『Twitter社会論』洋泉社新書 2009年11月
に以下のような文章がある。

ジャック・ドーシ―は09年6月3日に行われたInternet Week New Yorkのプログラムで「Future of media」にパネリストとして登壇した際、以下のような発言をしている。

人々がツイッターについて語ることをやめ、このような会のパネリストに呼ばれることがなくなり、人々が電気のような公共インフラとしてツイッターを使用するようになれば、われわれにとってそれが成功であると思う。
単なる通信の一部として裏方へ消えていく。われわれはツイッターを電子メール、SMS、電話など、あらゆる通信手段と同じレベルのものとして考えており、ツイッターがそうなることを目指している。

引用終わり


創始者の彼がパネリストになることは今後も続いたとしても、現在、非常時にある日本においてツイッターが公共インフラに急成長したことに異議を唱える人がいるとは思えない。

ツイッターが持つ社会インフラとしての長所がいかんなく発揮された。
津田さんは以下の点がツイッターの特徴(長所)と書かれている。

・ゆるい空気感
・属人性が強い
・自由度が高い

この3点とも東日本大震災で有効だった。
ただし、ツイッターはリツイートという拡散装置がついているため、間違った情報、意図的な情報も紛れこむ。
他者を名乗ることだって可能だ。
この点を制御すべきかどうか。
すれば、自由度は低下する。

現在のところ、大きな問題になっていない。
ツイッター利用者間で制御できることがベストだ。

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