岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

1月の介護を振り返る。

2013-01-29 20:43:56 | ケアラーのために
父のデイサービスを1月で終了することになった。
1昨年の1月から集中的(週4~5日)に利用してきたデイサービス利用はちょうど2年で終わった。

2年前のこの時期、母が入院してしまった。
仕事で日中は自宅にいない私には父にデイサービスに行ってもらうことしか方法がなかった。
父は嫌がらずにデイサービスを利用してくれた。
認知症が軽度だった時には、嫌がった父だが、この頃は楽しんで出かけてくれた。

その後、ショートステイの利用を少しずつ始めた。
ショートを増やして、デイの日を少なくするという試みに2年間かけた。
父の認知症の進行と、母の体調の悪化のバランスを見ながらだった。

主治医からは「施設入所を早く進めないと家族が潰れてしまうぞ」と何度も忠告されながらである。

しかし、要介護度が中度では、入所もままならない。早く申し込めばいいわけではない。
昨年、要介護度が4と認定されてから入所が現実的に考えられるようになった。

要介護度が4ということは、ほぼ全介助といっていい。
私一人で父を自宅で看ることはできない。
ショートステイの利用を増やしていった。

昨年8月に母が転倒し胸部骨折をし入院した時には父はほぼ1ヶ月間ショートステイにいてもらった。

退院後の母もショートステイの利用を始めた。

母はショートステイの利用に大きな抵抗があった。
少しずつ慣れてもらうしかない。
スタッフとも親しくなることで不満も少なくなった。
とにかく母が自宅にいる限り、私は外泊(京都の自宅に帰ること)できないのだから。

父のデイサービスは、月に4回程度までに減らした。父が自宅で泊まるのは月8泊になった。
4連泊を2回する。
しかし、ここ2ヶ月、4連泊の自宅滞在の介護が精神的に限界になった。
最後の4泊はやっと乗り切ったという感じ。きつかった。

限界だと感じるのは、父の介護についての母との考えが違いすぎること。
お互いに精神的にいっぱいいっぱいになってしまう。

2月からは少し楽になるのではと。

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