朝日新聞9月23日朝刊 「世界の老後」を読む。
世界の国々は、高齢者社会にどのような知恵でもって対応していこうとしているのか。
いろいろ参考になることがあります。
記事は、フランスと韓国について書いています。
◎フランスの疑似家族制度
1989年法制化。
「1万世帯の受け入れ家庭があり1万5千人の高齢者が障害者が暮らす」
「一人で暮らせない高齢者を3人まで、県の審査をパスした家庭が受け入れる」
「入居者は平均で月1500~2000フラン(15~20万円)を支払う」⇒結構高い。
フランスの高齢化率は17%と日本よりかなり低いが、独居は39%と日本の11%に比べて高い。
◎韓国の独居高齢者が急増⇒社会問題化
儒教の国ゆえ「老後は子どもが看る」という考え方が通用しなくなった。
経済が宗教や文化に優先するという事例。
独居高齢者率は20%。
日本の2倍近い。社会的セーフティネットも不十分。
65歳以上の貧困率は45%。
新たな「居場所」作り
独居高齢者が4,5人で寝食をともにする施設「共同生活空間」の建設が進む。
韓国の高齢化問題も相当深刻だ。
高齢化における問題は、各国で小異はあっても、大きくは同じように思われる。
日本が先頭を走るが、21世紀中にすべての国と地域の重要課題となる。
国連が取り組むべき課題といっていいほど世界共通性がある。