もちろん、国葬の決定が「アベノマスク」になりかねない事態におちいっているということだ。
「アベノマスク」は、側近からのことば。「これで国民は黙ります」。
「国葬決定」は、ある身近な議員からのことば。「これで右派を抑えられる」。
直前の参院選勝利が岸田氏の判断を誤らせたようだ。
「国葬決定」は党内融和を第一に考えてのこと。
国民の方を向いていなかった。
安倍政権の評価は分かれていた。
「国葬決定」は分断を進めることになりかねないことが岸田氏の頭から抜け落ちていた。
ならばと国葬の日を決定し、既成事実化しようとした。
一方、統一教会と自民党との関係が日を追って明らかになった。
中には青山議員のように、御身大事と実情をさらけ出したものもいる。
ことは自民党自体の歴史的な役割まで取りざたされるようになった。
安倍晋三氏は、選挙となると目の色が変わったそうだ。
選挙で勝つことが権力の源だと骨身にしみてわかっていた。
選挙応援の貸し借りは、政治家の命運を決めるといってもいい。
安部氏は選挙のための手勢(票とマンパワー)を持っていた。
接戦中の候補者に手持ちの駒を割り振ることができるのだ。
それが比例では集票として直接的な効果となる。
選挙区では、選挙事務局の応援ができる。経験豊富だ。
しかしそのような手勢は、当然自らの利益のためにも動く。
事務局に入れば地域住民の情報が溢れているからそれを利用しないわけがない。
電話作戦を担当すれば、名簿情報が手に入る。
戸別訪問をすれば対象者の住居もわかる。
これほど「布教」活動に役立つものはない。
与党である公明党は政教分離をしているとはとても思えないが、自民党も同様なのがわかってしまった。
自民党支持者は困ったことになった。
自民支持を訴えれば、「あなたも信者なの」と要らぬ憶測にさらされかねない。
当分、選挙はないから静かにしておこう、やがて忘れると。
しかし、地域では首長や議員選挙が続く。
マスコミは抑えられても、ネットは抑えられない。
いまやネット言論はかつてない勢いで伸長している。
マスコミ情報では知ることのできない情報であふれている。
強権国家に対抗するということを国是としている日本である。
ネットを抑えることなどできない。
情勢は混とんとしている。
岸田氏の「決断」が吉と出るか予断を許さない。
お読みいただきありがとうございました。
💛ウクライナに平和を💛