岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

7.国上山(五合庵、乙子神社草庵)

2024-10-12 20:50:52 | 良寛師

レンタカーを借りた1日目。

渡部の阿部家から橋を渡り国上山に上る頃には午後4時近くなっていました。

宿には5時過ぎには入りたいと思っているのであまりゆっくりというわけにはいかないのです。

まずは、昨年行きそびれていた乙子神社草庵に行きました。

なぜ行けなかったかといえば、乙子神社近道という看板があった場所に車を停めて歩いて行ったのですが

肝心の乙子神社を見つけることが出来なかったのです。

今回は乙子神社の駐車場に車を停めて行きました(-_-;)

すぐに分かりました。

乙子神社草庵は良寛師60代の10年を過ごしたところです。

現在の草庵は昭和62年に再建されました。

60代が良寛師の芸術がもっとも円熟した時期にあたると言われています。

 

乙子神社は五合庵のある国上寺からは標高差では40~50mほど低いと思われます。

高齢になってきた良寛師が山を少し降り冬も過ごしやすい家屋に移ることができたのはよかったと思います。

現存する最古の詩歌碑で1858年に建立されている。囲われて保護されている碑に初めて会いました。

素晴しい漢詩です。

本日の最後の訪問地、五合庵に向かいます。

朝日山展望台です。ここから橋を渡って五合庵に行くことができます。

昨年はこのコースを知らなくて国上寺に上りそれから下りました。

大河津分水路が見えています。

修験の人々の墓です。

中部北陸自然歩道

この高さの場所に五合庵に住んでいたのですから高齢になると行き来が大変になるでしょう。

明るい色の吊り橋です。

少し暗くなってきました。山の深さがわかります。

橋を渡るとすぐ下に五合庵があります。

時間が遅いので誰もいません。静かです。

今年の夏は厳しく実家の庭も草が伸び放題でした。涼しくなってきましたからこれから草抜きです。

五合庵もひどい状態です。

屋根の草が伸び放題になっています(-_-;)

五合庵は良寛師が40代から50代まで20年に渡り居住した大切な住居です。

五合庵に関してはこちらをどうぞ。

往時はこの池に岩清水が流れてきていたようです。

後にします。

だいぶ暗くなりました。

吊り橋からの眺めは深山の赴きです。

長岡方面です。

国上山の山頂が望めます。

 

駐車場に戻り宿泊地三条市に向かいました。

三条は古い町でした。

宿から食事に出たのですが見つけられませんでした。

6時過ぎで人通りもまばらです。コンビニも見つかりません。

雨が降り続いています。

かつてはにぎわっていたように思えますが…

宿に帰って手持ちの行動食で間に合わせました。

続きます。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

ウクライナと中東に平和を!



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