連帯の人といえば、この人を抜きには語れない。
手元に2冊の本がある。
「私は私になっていく」クリスティーン・ボーデン著
「物語として痴呆ケア」小澤勲・土本亜細理子著
この2冊の本から多くのことを受け取った。
そして、クリスティーンさんと小澤さんの、
お話をお聞きする機会にも恵まれた。
クリスティーンさんは、テレビで、
また新聞で報道されており、いまや有名人と
いっていいのかもしれない。
では、どのようにしてクリスティーンさんが
日本で知られるようになったのか。
その「連帯」について書いてみたい。
クリスティーンさんは今年10月京都で開かれた
アルツハイマー病国際会議(ADI)に出席された。
その会場で著書「私は私になっていく」が発売
された。
大会に合わせて本を執筆するという作業を、
アルツハイマー病の彼女が成し遂げるわけであるが
それがどうように困難なものか、想像することさえ
できない。
1995年にアルツハイマー病と診断された彼女は、
絶望の中で、新たな道を拓いていく。
2001年、ニュージーランドで開かれたADI会議
で、クリスティーンさんは、アルツハイマー病患者
自身がアルツハイマー病を語るという、世界でも
初めての試みを行った。
この場にいた石黒典子さんは、言葉は通じないものの
ことの大きさを直感し、帰国後、クリスティーンさん
の1冊目の本である「私はだれになっていくの?」を
友人に訳してもらい、初めて患者自身の発言と知る。
石黒さんは、クリスティーンさんの住む豪州に飛び、
日本の講演会開催へ結び付けていく。
この初来日時の様子は、NHK「クローズアップ現代」
で取り上げられた。
(下に続く)
手元に2冊の本がある。
「私は私になっていく」クリスティーン・ボーデン著
「物語として痴呆ケア」小澤勲・土本亜細理子著
この2冊の本から多くのことを受け取った。
そして、クリスティーンさんと小澤さんの、
お話をお聞きする機会にも恵まれた。
クリスティーンさんは、テレビで、
また新聞で報道されており、いまや有名人と
いっていいのかもしれない。
では、どのようにしてクリスティーンさんが
日本で知られるようになったのか。
その「連帯」について書いてみたい。
クリスティーンさんは今年10月京都で開かれた
アルツハイマー病国際会議(ADI)に出席された。
その会場で著書「私は私になっていく」が発売
された。
大会に合わせて本を執筆するという作業を、
アルツハイマー病の彼女が成し遂げるわけであるが
それがどうように困難なものか、想像することさえ
できない。
1995年にアルツハイマー病と診断された彼女は、
絶望の中で、新たな道を拓いていく。
2001年、ニュージーランドで開かれたADI会議
で、クリスティーンさんは、アルツハイマー病患者
自身がアルツハイマー病を語るという、世界でも
初めての試みを行った。
この場にいた石黒典子さんは、言葉は通じないものの
ことの大きさを直感し、帰国後、クリスティーンさん
の1冊目の本である「私はだれになっていくの?」を
友人に訳してもらい、初めて患者自身の発言と知る。
石黒さんは、クリスティーンさんの住む豪州に飛び、
日本の講演会開催へ結び付けていく。
この初来日時の様子は、NHK「クローズアップ現代」
で取り上げられた。
(下に続く)