岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

障がい者自立支援法と改正介護保険法。怒りが怨念に。

2006-04-20 22:42:49 | 国民と国会と政治
新法がスタートして20日間が経ったが、ただ時間が経過したというだけだ。
ともに悪法と断じることができる。

現場は最後の最後まで蓋を開けなかったパンドラの箱を開けたようなことに
なっている。
役場には大勢の当事者の方が押し寄せている。
介護保険では、支払金額が増えたにも関わらず、給付額が削られた人が多い。
今まで要介護1で車いすを使って生活を維持していた人が、支援2となり
原則レンタル中止となる。特殊寝台も使えなくなる。
要支援の人には特殊寝台や車いすはいらないはずというが、こんな重度の
人がなぜ要支援になるのかとても納得がいかないケースも多い。
生活の中で手足の変わりに使っているものを取り上げる(もちろん自費なら
買える)ことがどんなに「弱いものイジメ」に見えるか。

介護保険の理念が後退しているのは確かだ。
このような「弱いものイジメ」をしていては、介護保険の魅力はとんとなくなり
形骸化してしまうだろう。
今の国民年金のように。

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