岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

真備町に入られたボランティアの方のコメントです。

2018-07-27 10:17:17 | 2018年7月西日本豪雨災害

お顔見知りの方ですが、一ボランティアとしての参加ですので、お名前は伏せさせていただきす。

ボラセンから派遣されるボランティアの様子がよくわかります。

以下転載させていただきます。

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倉敷ボランティアセンターを通しての支援活動ははじめてだったのですが、その運営の素晴らしさに感激しました。

まず玉島にある倉敷ボランティアセンター(JR新倉敷駅から送迎バス有)で受付を行い、ボランティア登録をします(受付は9~10時のみ)。

その後、5人で1チームを組み、リーダーとタイムキーパーを決めます。更に、同じバスに乗る50名を対象に10分程度のオリエンテーションが行われます。特に熱中症対策についての注意事項が多く、「20分作業・15分休憩」を徹底するよう厳しく言われます。

その後バスに乗り、真備町内にいくつかあるサテライトセンターへ移動しますが、その際に、手袋、マスク、ゴーグル、飲料、塩飴、うちわ等々あらゆる必要物資をもらうことができます。(水は最低2リットル持つように言われます。)

サテライトセンター到着後、更に具体的な作業の説明を受けます。

その後、各チームリーダーのみが呼ばれ、リーダーが支援を依頼された家の方と直接携帯電話で連絡をとって、具体的な作業内容を確認します。

その後、依頼主の家まで徒歩で移動します(場所により0~15分)。家の方の指示を受けて作業が始まるのは、概ね受付開始から1時間後くらいになります(10~11時頃)。

作業はケースバイケースですが、今回我がチームは、家財道具の運び出し、ゴミの搬出、清掃、床の居抜き工事を3時間ほど行いました。休憩中には、家主さんと懇談し、被災時の状況などを詳細に教えていただきました。

途中電話で家主さんが奥様に

「今、東京からわざわざ手伝いに来てくれとるんじゃ。ありがたいのう。こんなええ人がおるんじゃから、わしらも頑張らにゃあおえんのう。」

とお話されてるのが聞こえ、とても嬉しくなりました。

作業終了後サテライトセンターへ戻ると、スタッフが「おつかれさまです。ありがとうございます!」と元気よく声をかけてくださり、冷たい飲料や氷のうを手渡してくれます。

リーダーが作業報告(終了か継続かも報告します)を行った後、バスで倉敷ボランティアセンターへ戻り、そこで解散になります。(15~16時頃)

今日お手伝いに入った家は今日で3回目のボランティア派遣ということで、なんとか片付け終えることができました。

今回の災害で、倉敷市真備町だけで4600戸が浸水しており、まだ全く手のついていない家もたくさんあります。

復旧作業はまだまだ続きます。ぜひ皆さまの応援をお待ちしております。

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画像は、真備町川辺サテライト。ボランティア現地拠点です。

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