岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

満開の日にも、訪問先の方に暗い思いをさせる介護認定。

2009-04-08 22:25:55 | 国民と国会と政治

桜満開の川べりを自転車で一路、訪問先を目指す。
介護保険の更新認定結果を聞きに行く。
息子さんから介護保険被保険証を見せていただくと、
要支援1から要支援2と認定が重くなっていた。

ご本人はあまり変わっておられないにも関わらずだが。
これは実によくあることと。あきれてしまう
しかし、理不尽なのはこの後です。

この方は、デイケアを利用されている。
週に1回に利用で満足されている。
要支援1の方の場合は週1回程度しか利用できない(どうしてと思うが)から、うまく
制度と合っていたといえる。

では、要支援2になるとどうなるかというと週2回の利用で金額は要支援1の倍となる。
これもわからぬではない。
だが、要支援2に方が週1回利用を希望されても、週2回分の利用料を取られことになるのだ。
要支援2の方は、料金が倍になるのを覚悟して週1回デイケアに通うか,
無理して週2回通うかを選ばなくてはならない。
この方の場合、2回利用にしようとしたが、今後はデイケア側が他の曜日は利用者で一杯という。
すなわち週2回利用はデイケア側ができないということ。

不幸な利用者は利用料が倍額(その上、加算がつく)になってしまった。
なんと理不尽な料金設定だろう。

要支援の方を軽度者というが(失礼な言葉)、扱いまで軽い。
こんな利用者を軽んじた料金設定は許せないと思う。

声を上げても消えてしまう利用者の方々の声。
私たちが代弁しなくて誰がするというのだ。
行政・保険者には何も期待できない。

暗い気持ちで帰る道に桜も暗かった。

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