安田菜津紀さんの文章を読むのは初めてでした。
テレビ出演の時にはフォトジャーナリストと紹介されています。
彼女の写真もこの本で初めて見ました。
彼女のテレビやyoutubeで話をされている時の雰囲気(ことば、内容など全体的なもの)がとても心地よく、
この本の出版を知ってぜひ読んでみたいと思いました。
本当に読んでよかったの一言です。
若くして亡くなった父と兄、その人生の一部しか知らなかったように思っていたが、あることをきっかけにルーツを巡る旅に出かけていきます。
その旅(心の旅も)での出会いと内省からはまったく他人事とは思えない普遍性を感じてしまいました。
エピローグのことばから
父が生きられたはずの社会になることを願う。
その願いをかなえるためにも、旅は続く。
「弱かったのは、個人ではなく、社会の支えでした」(自殺対策のポスターの標語)
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!