岡山市は産廃処分場跡地に斎場を建設していますが地元住民の反対の気持ちは変わりません。
この問題に当初から取り組んでおられる鬼木市議会議員の議会での質問と市の答弁です。
「おにきのぞみ2021年8月議会報告ー虹色通信ー」より引用させていただきます。
見出しです。
岡山市自身が示した住民との約束事。土地を選定した後に、その選定条件を説明なく変えるのはおかしい!
岡山北斎場(北区富吉)はこの12月にオープン予定です。
完成間際になって、施設の高い部分が、周辺住民から見えることがわかりました。
岡山市の、場所の選定にあたっての条件の一つに、
1.「斎場建物が周辺住民から見えないような地形であること」としていました。
ところが土地を選定した後に、
2.「斎場の建物が周辺の住民から見えないこと」と「地形」という言葉がなくなり、
次に「斎場の施設が周辺の住居から直接見えないこと」と「周辺の住民」から、「周辺の住居」となりました。
〇鬼木議員の質問です。
土地を選定した後に、条件を大幅に狭めることはあってはならない。
大きく変更したのは、いつ、どのような場で、どういう経緯で決定したのですか。
●市民局長の答弁
(以前のことで)正確には分からないが、より分かりやすく、正確にする意図で文面整理がされたものと思われる。
鬼木議員の感想
あまりにもひどすぎる答弁。詭弁です。
〇鬼木議員の質問が続きます。
周辺の住民に対して岡山市が示した約束事を、知らない間に変えられたら、何を信じていいのかわからない。
市長の住民に対しての基本姿勢をお尋ねします。
●岡山市長の答弁
変えるときには、関係議員ないしは場合によっては住民の方々に本来はお知らせした方がよかったと思います。
これからは、より慎重に対応していきたい。
続いて、鬼木議員より市民局長への質問です。
周辺住民から見えることについては、どのように対応しますか。
●市民局長の答弁
建物に周囲の景色になじむ色の塗装をした。道路(周辺住民)から見える場所を特定し、将来的に高さ14~15mまで育ち目隠しとなる植栽を考えている。
鬼木議員の感想
植栽が育つのには10年ほどかかります。施設が見えることに懸念をもつ住民の気持ちを慮り、誠実な対応をしてほしい。
この北斎場問題については、このブログのカテゴリー岡山市新斎場建設・産廃反対訴訟に書いています(28記事)。
鬼木さんの活動日誌はこちらです。
お読みいただきありがとうございました。
見出し画像の左端の建物が高いため、当初の約束事と異なり周辺から見えてしまうことになった。