岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「ビッグイシューと山ちゃん」を振り返る。

2014-02-04 23:14:25 | ビッグイシューと岡山市販売店
私がビッグイシューの販売者「山ちゃん」と知り合って、50日が経過した。
岡山市津島に販売店ができたのは昨年10月。
店ができたことはすぐにわかったけれど
倉敷で働き始めた私は、販売店を訪問する余裕がなかった。
昨年末の休日に初めて訪問することができた。

山ちゃんとはすぐに打ち解け、販売の厳しさについても聞いた。
一日数冊しか売れないという。
ずいぶんと落ち込む日もあり、辞めようと思うこともあったという。
確かに人通りの多い繁華街とは違い、車か自転車で通り過ぎる人が多い。
歩いている人も不思議そうに店を見て通り過ぎる。
ここ岡山ではビッグイシューはまったく知られていない。

それでも一日に数冊は売れる。
どのような人が買ってくれるか。
12月の時点では、30代の女性が中心で関東や関西から引っ越してきた人が多いという。
そのような人々は「ビッグイシュー」についてすでに知っていた。
ビッグイシューを知っている人は、その質の高さも理解しているからすぐに買ってもらえる。
でもそのような人はごく限られている。

ビッグイシューを知らない人にビッグイシューを買って読んでもらうことにはどうしたらよいか。
山ちゃんとその仲間の試行が続いている。


つづく


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