岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

 「南三陸町へ」 東北の旅38 398号線を行く 

2013-05-29 07:32:09 | 東北 2013年4月
神割崎から海岸沿いに西に向かいます。
このあたりの津波被害も甚大です。
画像を2枚並べてみます。




広範囲に浸水していることがわかります。
標高の低い土地が多く、川に沿って内陸奥深くまで浸水しています。
海岸から遠い地区は、津波の浸水を予想しておらず、人的被害が多かったと言います※。
※『消防団の闘い』126pより

これらの川には水門があります。
その水門が閉じているかどうか確認に回って津波に流された人も多いのです。

冒頭の写真は陸前戸倉の水門ですが、この水門の確認に来て津波に流された方が佐々木仁一さんです。
この水門脇の小屋は被災した当時のままに残っています。

佐々木仁一さんの体験は、15mにもなったこの地区の津波の恐ろしさを教えてくれます。
NHK東日本大震災アーカイブスの映像です。
津波のなかで闘う佐々木さんの画像も映っています。





対岸に見える白い建築物はホテル観洋です。
このホテルも津波の被害を受けました。1~2階まで直撃したそうです。
どんなに高い津波だったか。
スポニチに記事がありました。







この広い土地にもかつて町がありました。


赤丸が撮影位置です。

消防団の闘い―3.11東日本大震災
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近代消防社



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