岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

広島県三原市くわなし皆来館に行ってきました。その1

2024-09-16 01:04:11 | 四國五郎

くわなし皆来館に一度行きたいと思っていました。

友人の故郷であり今も住んでいて、くわなし皆来館の活動をしていると聞いていました。

四國五郎という画家であり詩人についても、その友人から教えてもらいました。

岡山からは山陽道を西に走り三原久井インターから30分ほどで大和町椋梨に着きました。

交通量も少なく緩いカーブが続き快適なドライブができます。

地図の右下が三原久井インター、左上が大和町椋梨です。

中央に走っている道は広島中央フライトロードとあります。「空飛ぶ道」ではありません。

広島空港にアクセスする道のようです。画面下枠外すぐにあります。

(左下に山陽線JR河内駅です。かつてはこの駅が他の地域への主要アクセスポイントだったのでしょう)

ナビがなければ不安な道中になっていたと思います。

高速を降りてからは農村風景が続きます。

明るい茶色の屋根の民家が特徴的です。「赤い」(私には赤くは見えませんでした)と表現される石州瓦と知りました。

決して遠くない東広島でこんなにも屋根の色が違うことは驚きでした。岡山は黒い瓦です。

この石州瓦は新幹線の車窓からも見ることができます。いつもきれいな瓦だと思っていました。

車を運転しているとなかなか撮影ができないのです。

これがドライブの難点です。

裕福な農村風景に見えました。もちろん百年前までは藁葺きの屋根だったのでしょう。

今日のイベントについては友人からの案内がありました。

以前から私が杉浦圭子さんのファンであることを知っていたからです。こちらです。2013年にも(-_-;)

みごとに釣りあげられてしまいました。

それでは画像で説明していきます。

校庭から見た、くわなし皆来館です。平成25年(2013年)に最後の生徒が卒業しています。

もう10年以上前になるのですが見事に管理されています。

受付には卒業生の方々ですね。

到着したのは12時でした。開演まで1時間30分ほどありますのでゆっくり館内を見ることができました。

受付周りから見逃せない展示になっています。

館内は撮影OKということでした。

館内展示の中心は四國五郎さん関係なのですが、小学校の歴史やくわなし郷の歴史も非常に興味深いものでした。

写真もいっぱい撮りましたのでアットランダムに紹介していきます。

椋梨(むくなし)城のかつての雄姿です。もちろん四國五郎さんの絵です。

非常に興味深いです。実戦のための配備や訓練をしていることが分かります。城下の様子も。

実戦重視の城だけど山城ではない。山城から平城へと移っていく過渡期のようにも思えます。

四國五郎さんは10歳の時にこの地を離れて広島市に移りますが、その後も故郷に心を寄せていたことがわかります。

友人は大和町出身と聞いていたのですが、ピンと来ていませんでした。三原市ですが瀬戸内とは遠く離れているし。

このような資料は地域外ではなかなか見ることができませんのでありがたいです。

広島と言えば、毛利、小早川。秀吉関係も書かれていますね。

ここは内陸ですが瀬戸内の竹原ともつながっていたのですね。

重要な街道筋ですね。

昭和30年代ってこんな感じだったね。

嫁入りは特別な日だから当時高価だったカラー撮影だったのでしょう。カラーで撮ったことの価値がありました。リアルだなー。

すごくいいですね。

開校から閉校までの卒業写真ですね。

生徒が少なくなっていく様子も分かります。

四國五郎さんと同郷の方の本も展示されていました。シベリア抑留もされています。

満州移住や入営では同郷の人々と繋がっていることが分かります。

 

次回は四國五郎さんのギャラリー編です。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

※見出し画像は杉浦圭子さんの朗読ライブ風景です。

 

ウクライナとガザに平和を!



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