この記者会見は東京ではなく関西で行われました。
思い出されたのはあの加計学園の理事長会見です。
岡山でした。
それも突然の発表で東京から駆けつける時間もない設定でした。
もちろん、地元のマスコミは加計学園と人事交流もあり、厳しい質問などできるわけがありません。
これは山陽新聞のことですが。
宝塚歌劇団の理事長記者会見で質問するのはもちろん大阪中心の記者でした。
阪急グループと言えば大手広告主です。
厳しい質問ができるとはとても思えません。
中継したネット配信のコメント欄では、「イソ子はどうした。質問してくれ」と書き込まれていました。
いくらスーパーウーマンの望月さんでも空を飛ぶことはできません。
そして、記者会見の内容はまるで総会記者会見のようでした。
記者に配られた資料のページを読んでいるだけです。
こちらにはちっともわかりません。
テレビやモニターの画面でしか見られない全国の人々は同じ思いだったでしょう。
関西にも住んでいるものとして情けなくなりました。
岡山出身者として加計の記者会見もひどいと思いましたが。
もっとも東京のジャニーズや日大の記者会見も似たようなものでした。
日本全体の問題なのでしょうが、身近な企業の体たらくを見ることはがっかりするものですね。
更に輪をかけてひどいのが誹謗中傷です。(私などその片鱗しか知りませんが)
性被害を受けて人生をめちゃくちゃにされてさらに誹謗中傷で悲劇が起こっています。
とてもとてもつらい話です。
日本の誹謗中傷は国民性ではないかと疑ってしまいます。
イラク事件での自己責任バッシングで驚き悲しくなりましたがネットの発達によりさらにひどくなったように思います。
見なければいいといいますが、それではネットやスマホさえ見ることができません。
(皇族へのバッシングもひどいです。名誉棄損で訴えることもできない人に対してのバッシングは本当に許せません)
宝塚歌劇団の事件に関しては宝塚歌劇団の経営陣では対応できないことが明らかになりました。
阪急グループとして真摯に対応することでしか解決できないでしょう。
100年かけて築いてきた阪急ブランドも崩壊するのは一瞬です。すでにかなり失われているでしょう。
もうこれ以上、悲劇が起こらないためにも、
阪急経営陣の反省に立った真摯な取り組みを期待するしかありません。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!
ガザ即時停戦!