岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

高齢女性の心変わり。

2009-12-22 22:23:53 | 国民と国会と政治
高齢女性の心変わり。
私が担当している介護保険サービスの利用者の方々のことではありません。
今朝の朝日新聞に掲載されていた世論調査結果です。

ご存じのように鳩山内閣の支持率は50%前後まで低下をしています。
ところが民主党の政党支持率は、40%台を維持しています。
40%とは大して高くないとお思いでしょうか。

しかし、8月の選挙前には20%程度だったのです。
20ポイントアップを維持しています。
倍増です。

その倍増の原資は、70歳以上の女性の心変わりです。
この年代の女性の1年前の民主党の支持率は15%。自民党は42%でした。
そして、この9月~12月は、民主党支持率がなんと42%。自民党25%です。
民主党支持は約3倍に増えました。

かつて、民主党は女性に人気のない政党でした。
若い女性から高齢の方まで通してです。
私にはその理由がよくわかりませんでした。

しかし、鳩山氏が党の代表になった5月以降、女性からの支持が、全体では自民党を上回るようになりました。
が、それでも70歳以上の女性は自民党を強く支持していました。

ですから、政権交代後の秋空の下、ことわざ通り高齢女性は心変わりをしたわけです。

ある日突然、長くつきあってきた自民党を見放したのです。
これは、民主党が政権交代可能な政党と見ていなかったが、政権交代後、
特に新大臣が矢継ぎ早に政策の転換を指示して後に、「なんだ出来るんだ」と思ってしまったのかもしれません。

政権交代もやれるんだ。できるんだと。

このことが自分自身の生活に適用できると思うかどうか。
こちらのデータもこれから気になりますが、
政権交代に目が行くことで、現実生活を温存するようにベクトルが働くことも考えられます。
若い大臣に目がいくことで家庭円満に繋がるかもしれません。

冗談です。

ただ、若い大臣が活躍を始めることで、目からうろこが落ちたことも確かでしょう。


さて、自民党にとっては、大変厳しい季節です。
自民党の古い顔ぶれで、再び女性の人気を得ることができるとは思えません。
これから、小泉ジュニアのような議員を早くて5年、普通なら10年かけて養成するしかないと思われます。
いよいよ政界再編につながっていくのでしょう。

来年の予想ができたようです。

※写真手前の不思議なものは「呼吸根」と呼ばれています。木の根っこが地上にでてきて呼吸をしているのだそうです。

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