唐招提寺に最初に訪問したのは20代の中頃だったように思います。
欧州をひとり歩いて、ラウンドスケープという言葉の意味を実地体験しました。
そして、奈良を歩き、唐招提寺の境内を巡ったとき、こここそ日本のラウンドスケープの極みだと思いました。
創建当時の伽藍配置を残す境内は、一歩一歩の歩みが新たな感動を生みます。
五感を研ぎ澄ませて、1200年の時空を超えることができました。
それから数十年経った今も当然のように変わることなく存在し続ける唐招提寺。
人びとの祈りがともにあります。
↓金堂から南大門を振り返ります。
→金堂から西を望みます。戒壇があります。
金堂です。
奈良で開かれた国際大会参加者の方々です。
もちろん、堂内の撮影は禁止です。天平の御仏が並びます。
ホームページでご覧ください。
↓ 正面が鼓楼。右に礼堂、奥に東室。左手に講堂です。
この場所の歩いていくと、ラウンドスケープの素晴らしさに感動します。
どこを切り取っても完璧な美です。
鐘楼から鼓楼を望みます。
書写山の円教寺の三つ堂も有名ですが、唐招提寺は今も生きる「三つ堂」です。
講堂です。
実際に歩くことで、伽藍配置の素晴らしさがわかります。
鼓楼から金堂を望みます。
↓鼓楼と講堂です。
御影堂へ。
修復中のため立ち入り禁止です。
戒壇の堀です。
戒壇です。かつてはここで授戒していたのでしょう。
日本に授戒を伝えた鑑真和上ならでは遺跡ですね。
建物は失われ、昭和期にインド・サンチーの古塔を模した宝塔を築いたそうです。
↓修学旅行生と休憩所です。50年前も今も変わらぬ風景です。
なんども境内を巡りました。
日が西に傾いています。
金堂のエンタシスにも人影が見えなくなりました。
天平の甍です。
閉門時間になりました。
お読みいただきありがとうございました。