岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

9.寺泊から出雲崎へ

2024-10-16 05:41:04 | 良寛師

 

日蓮上人の像がありました。佐渡に流される時、寺泊に宿泊したそうです。

 

柏崎の番神堂にも佐渡から戻ってきたときに嵐で流れたどり着いた場所を記念して立てられたとの言い伝えがありました。

日蓮の教えは厳しいですね。この像にも表れています。

岡山の実家の村は日蓮宗です。村単位での宗教です。

備前の場合は、日蓮宗の宗派が二つあり、不受不施派は江戸幕府から弾圧されました。

地下に潜り明治に公許されるまで苦難の歴史があります。

聚感園(しゅうかんえん)です、詳しくはこちら

寺泊と言えば「魚の市場通り」です。大勢の人が訪れていました。

私はノドグロのお寿司を購入し、空いていた席でいただきました。

車を駐車場に置いていたのでお礼も兼ねました。

出雲崎方面に向かいます。

寺泊から出雲崎に海岸沿いに南下すると郷本という集落があります。

ここも目的地です。

街道沿いの駐車場に車を停めて村まで歩きます。歩行者には優しくない道です。

正面に弥彦山が見えます。

良寛空庵跡 (良寛ゆかりの地ガイドブック 本間明著より)

 岡山県円通寺を後にし、故郷に戻った良寛は、実家のある出雲崎を通り越して、

寺泊の郷本海岸の塩焚き小屋の空き家に仮住まいをしました。<中略>

良寛はこの空庵で寝起きしていたが、良寛の帰郷を知った出雲崎の弟夫婦が迎えに来ても

行こうとせず、衣服や食料を置いていっても必要な分だけもらって後は返したとのこと。

そして、半年ほどこの郷本空庵で過ごし、その後行方を絶ったという

車まで戻りました。デイズという日産の軽自動車です。提携先の三菱のOEMでしょう。

近距離向き、小回りも効き便利でした。

さらに南を目指します。

出雲崎に着きました。昨秋も訪問しました。

良寛師の生地ですのでこれからも新潟に来る折は必ず訪問します。

良寛堂  生家である橘屋の跡に建てられました。この地も寺泊と同様に海岸段丘です。

出雲崎町のホームページです。

安田 靫彦(やすだ ゆきひこ)氏の設計とあります。像だけでなく良寛堂の設計という意味でしょう。

良寛師のお顔と言えば、このお顔でしょう。

日本海に面しています。沖には佐渡島が見えます。

母の故郷です。

素晴しい像です

堂内の御影石でできた石塔には、良寛が常に持ち歩き、枕地蔵ともいわれる石の地蔵が

はめ込まれていて、良寛自筆の歌も刻まれている。

(良寛ゆかりの地ガイドブック 本間明著より)

父親の以南句碑

我がやどは 羽音まで聞く 千鳥かな

続きます。

お読みいただきありがとうございました。

ウクライナと中東に平和を!



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