北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

晩秋の戸隠

2007-11-11 23:29:20 | Weblog
 お掃除の心地よい疲れと各地の銘酒のおかげで夜はぐっすりでした。

 爽やかに目覚めて朝食をいただいた後は、勝手な経営改善会議の始まりです。オーナーの奥様からは最近のこのあたりの宿泊事情を伺いました。

 宿泊施設経営の上でやはり一番の問題点はスキーをする日本人の人口が減ってきたことだそうです。施設に入れる容量には限りがありますから、少しでもたくさんの人がスキーをして、妙高高原を選んでくれることは経営の基礎なのです。

 最近ではニセコに始まったオーストラリアからの日本スキーツアーの波が長野県の白馬に到達し、さらにそのおこぼれが妙高高原に来始めているとのこと。まだまだ少数のようですが。

 海外からのスキーツアーでは、旅行会社の企画ツアーが多いのでしょうけれど、海外から自分で宿を選ぼうという人たちのためには、やはり英語でのホームページが欠かせません。幸いこちらのママさんは英語が話せるのでその点は有利です。

 しかも加えて、いまこちらのペンションにはマーゴットさんという、オーストリアから来ている外国人の英語補助教員の女性が下宿をしているということで、「彼女がいる間に英語のホームページを立ち上げよう」と勝手に盛り上がったのでした。

 我々ももっと側面からの支援をしようと思いますが、やはりまずはたくさん遊びに来なくてはなりませんね。今度は家族を連れてきたいなあ。

    ※    ※    ※    ※

 さて、十時頃に綺麗になったモン・セルヴァンを後にして、周辺を巡ろうと戸隠高原へ行ってきました。

 戸隠神社は、上社、中社、宝光社という三つの神社が中心ですが、この中社の近くにある有名なおそば屋さんと言えばなんといっても「うずら屋」さんです。

 ここで少し早い昼食を取ろうと思ったのですが、11時頃に着いてみると、もう10人くらいが外に並んでいます。20分くらいの待ち時間だったのですが、あきらめて上社に近い「そばの実」さんのお蕎麦をいただくことにしました。

  

  

 きりっと冷えた細麺の蕎麦は、久々に新そばを食べて本当に美味しかった~。さすがは戸隠の手打ち蕎麦であります。

    ※    ※    ※    ※

 蕎麦を食べた後は運動をかねて、戸隠神社の上社を歩いてきました。

 「歩いた」というのは、神社の拝殿まで行ってお参りができなかったということ。そしてそのわけは、参道の入り口から拝殿までの距離がとっても長いことです。最初の鳥居からは2kmはあるでしょうか。

 戸隠神社は、そもそもが山岳信仰の修験道の流れを汲んでいるので、神道とも仏教とも分類ができないものだったようです。それが明治維新によって、神道か仏教かを選択しなくてはならなかったときに、神道を選択し、その後は戸隠神社として振興を集めているのです。

 「途中の随身門から見える杉並木だけでも一見の価値がありますよ」とのことで、そこまで約1kmを歩いてみましたが、まさにその言葉通りでした。

  

  

 戸隠神社は、慶長17(1612)年に徳川幕府より千石の知行を与えられ、それを機会に、杉並木を作ったとのことですから、なんと樹齢400年の杉の並木というわけです。

 時間が無くてそこから先の拝殿、本殿をお参りするだけの時間がありませんでしたが、いずれまたお参りに来たいと思います。

 秋の戸隠は観光客で賑わっておりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする