北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

小樽の歴史と味を楽しむ

2010-06-03 23:27:22 | Weblog
 今日は一日小樽~後志方面へ出張です。今週は晴れるはずだったのが今日だけ小雨なのは何故?

 小樽市では勝納川(かつないがわ)の河川環境整備事業を見せて頂きました。ここは、奥沢水源地の下流に位置する河川で、水源地の水を利用した酒蔵がまだ3軒残っているなど、古くからその清流が市民に愛されたところです。

 今は清流により触れあうことができるような環境整備事業が進められていますが、せっかくなので上流部の奥沢水源地にもご案内して頂きました。

 奥沢水源地は、北海道開拓の初期の拠点となった小樽の水を支えるもので、奥沢ダムと奥沢浄水場からなる施設です。水道専用ダムとしては北海道で最も古いもので、大正3年に完成しましたが、積雪寒冷地下でのほぼ人力による工事は大変難しいもので、完成までには6年9ヶ月もかかったとのこと。

 しかしそうやって作られたダムからあふれた水を河川に戻す階段式溢流路(いつりゅうろ)は景観的に優れた優美なデザインとなっていて、機能に美しさを求めた当時の技術者のこだわりが強く伺えます。

 この流路は平成20年には選奨土木遺産にも指定され、先人の苦労が顕彰されました。やはり良いものを作らなくては、と身の引き締まる思いです。




    ※    ※    ※    ※

 お昼をどこにしようかと思っていたのですが、午前中にお会いした小樽市役所の方から「もしよければビストロ小泉さんのハヤシライスが美味しいですよ」と言われたのもなにかの縁と、お店を探して行ってみました。

 お店は閉鎖した丸井さんの南側に建つ二階建ての建物で、ちょっとレトロな雰囲気が漂います。




 お店へはいると二階へ案内されて、そこでハヤシライスを注文。サラダと食後の飲み物がついてお値段は850円とリーズナブル。

 やがて運ばれてきたハヤシライスはよく煮込んだデミソースが絶品。チェーン店では味わえない、歴史ある小樽の町の洋食屋さんのお料理に感謝です。教えてくれた小樽市役所さん、ありがとう。

 ネットで調べてみるとさすがに有名でブログでも多くの方が紹介をしていました。




【ビストロ小泉】
http://r.tabelog.com/hokkaido/A0106/A010601/1005150/ 

 小樽は散策が楽しそうな町です。
コメント
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