昨日に続いて、私の今年の十大ニュースの後半、第5位~第1位です。
(第5位)インプラントの歯を装着(3月29日)
もともと歯が弱い体質で、若いときから歯医者さんにはよくお世話になります。
このときはあるときから奥歯が痛くなって、我慢せずに歯医者さんへ行ったところ、レントゲンの結果、「奥歯が割れている(!)」という診断結果。
黙って我慢しても直らないわけで、選択肢は入れ歯かインプラントにするしかありませんでした。
治療費は高額ですが、残りの人生のクオリティを考えてインプラントを選択。
これからは口腔内のメンテナンスを入念に行わなくてはならないので、電動歯ブラシでこまめに歯を磨き歯周病を予防しています。
皆さんもお気をつけください。
(第4位)本格的に道央のフライフィッシングを始める
釧路で地域発見ツールとして始めたフライフィッシングでしたが、札幌に戻ってからはこちらの友人たちと共に道央の川へ入るようになりました。
釧路を始めとして道東は雄大な川が多いので、ロングキャストで攻めるという釣りばかりしていましたが、道央の河川は川幅も狭いところが多く、最初は戸惑いました。
それでも何度もいろいろな川へ連れて行ってもらううちにこうした河川環境にも慣れてきて、誘ったらついて来るようになった妻と、少しは釣れるようになりました。
「自然環境を生業とするものは水辺が分からないといけない」とは、自然観察の大先輩の言葉で、ダイビングまでやりましたが、河川の水辺環境は釣りでよく分かります。
スキルを身につけてもっと自然を楽しみたいと思います。
(第3位)「釧路のマチのコト語り」を発行(3月25日)
釧路での約3年間をまとめて残しておくために、「釧路のマチのコト語り」という本を出版しました。
本を出すのは二度目ということで、前回に比べるとだいぶ精神的に楽になりましたが、本の編集とチェックには苦労しました。
釧路にいる間には津波を経験したり、財政再建に苦労したり、鶴を台湾に送ったりと、実に様々な経験をさせていただきました。
たった3年間の思い出なので深みには欠けますが、自分のいた
釧路の時代を記録できたと思います。
3年何かをすれば本を一冊書くという課題を自分に課す、というのも一つの生き方だと思っています。
(第2位)北海道開発局機械課長へ(4月1日)
釧路での勤務を終えて古巣である北海道開発局へ戻り、与えられた役職は機械課長というものでした。
北海道開発事業には、道路事業、河川事業、港湾事業、農業事業、営繕事業などがありますが、このどれをも機械設備と電気通信設備が下支えしています。
特にこれからの冬期は除雪事業が北海道の道路を支えますが、この除雪機械の更新や整備も機械課の仕事。
現在道内の国道の除雪のためには1,030台の除雪車を保有して除雪事業者さんに貸与して作業をしてもらっていますが、これらの更新があまり進まず、老朽化が問題となっています。
人口減少に伴って建設労働者の人口も減っていますが、より少ない人間でより効率的な社会インフラの維持管理を行うニーズがますます高まる昨今、機械力の強化はその一つの答えだと思います。
北海道を支えるためにがんばります。
(第1位)釧路市副市長を離任して(3月31日)
3月末をもって釧路市福市長を退任しました。
人生二度目の地方自治体勤務ではありましたが、地方自治体は一つ一つが独立した存在で、独自の文化や歴史をもった土地柄に勤めるということは常にゼロからの出発です。
任期中でもっとも印象的だったのはやはり3.11の津波災害でした。
それまでも"500年津波が来る"とは言われていましたが、その恐怖を時間しましたし、津波災害対策としてのまちづくり、施設作りに奔走することとなりました。
また、市が施設を保有しきれなくなるという時代がやってきたことをまざまざと時間したのは、フィッシャーマンズンワーフMOOのプール廃止問題でした。
釧路は課題も多いマチでしたが、多くの課題はこれからの日本の諸都市を襲うであろうものの先取りです。
いち早く課題に直面してその解決方法を探ることは、これから苦労する市町村への前例でありお手本を作ることもできます。
『課題先進都市は課題解決先進都市』を合言葉に、釧路では様々な取り組みも始まっています。
市の保有する施設を全部一元的に管理し修繕計画や将来計画を整えて市民と議論をしようという、「公有資産マネジメント」という取り組みも進められています。
ビジョンをつくりにくい時代の都市経営、まちづくりについて、蛯名市長からも多くのことを学びました。
これからも釧路市の一ファンとして、応援をし続けたいと思います。
釧路の皆さんありがとうございました。
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以上が今年の十大ニュースのベスト5でした。
転勤は自分で選ぶことはできませんが、与えられた運命も自分で決断した運命も自分のものとして受け入れてゆきましょう。
今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様にも幸多き年になりますように。