北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路動物園でキリンのスカイ君を見る

2013-12-14 23:45:14 | Weblog

 

 夕方の会合まで間があるので、バスで釧路動物園へ行ってみました。帯広動物園から来てくれたキリンのスカイ君を何としても見ておきたかったのです。

 釧路にいた時分には、なんだかんだで誰かに送ってもらえたので、外からの観光客気分になってバスで移動するというのは初めてです。

 事前にネットでバスの時間を調べて、念のために駅の中の観光案内所でも確認し、駅前を9時15分発のバスに乗りました。

 バスの中で、「動物園まで行きたいのですが、料金はいくらでしょか」と訊くと、「850円ですね、遠いですよ(笑)」という返事。

 このバスは空港を経由してから動物園へ行くので、動物園の到着予定時刻は10時25分。なんと1時間と10分かかるということで、千歳から羽田へ飛行機で行く時間とほぼ同じです。笑っちゃいますね。


 バスは釧路駅の北側を西へ向かって走り、途中で大規模ショッピングセンターのイオンにも立ち寄り、大楽毛を過ぎてからは原野の中をひた走ります。

 面白いと思ったのは、空港の手前で電光の料金表示板を見ると"910円"になっていて、(ああ、運転手さんは850円といったけれど間違ったのかな」と)思っていたのが、空港を出発して過ぎたところで動物園へ向かう途中で料金表が安い表示に変わったこと。

 動物園についたときには、始発からの料金はちゃんと850円になっていました。交通確保のための補助金をもらっているせいなのか、不思議な料金表示です。


   ◆   


 動物園ではお金を払って入園したところで、釣り仲間だった動物園長さんに連絡。「こりゃこりゃお久しぶりですね」ということで、園内を少し案内してもらいました。

 今年はライオンやアルパカに子供が誕生したとのことで、園長さんはベビーラッシュに大喜び。

 ライオン舎では、それまで母親と子供二頭で生活していたケージへ最近お父さんライオンを
入れてみたそうですが、初めて雄が入ってきたときは気の強いお母さんライオンに強烈な猫パンチを一発お見舞いされてしょげていたのだとか。

「ようやく最近子供たちもなついてじゃれつきはじめました」とのことで、来園者に人気者のファミリーになってほしいものです。


    ◆  


 この日は雪が降って寒かったためにお目当てのアミメキリンのスカイ君は11時からの登場。

 ライオンやホッキョクグマなどを見て歩いているうちにちょうど時間となり、キリン舎へ移動。

 寒くても大丈夫なようなキリンハウスも出来上がっていて、寒い冬でも暖房の入って小屋でキリンをじっくり見ることができます。

 スカイ君は今の状態で身長3.5メートルですが、これが成長して大人になると5~6メートルになることもあるそうで、移動できるのは今のサイズがほぼ限度なんだそう。

 キリンはほとんど寝ない動物なのだそうで、ぐっすり寝ることがほとんどなく、立ったままで動かそうとすると道路規制に引っ掛かるので無理。

 麻酔で寝かせるというのも目が覚めないリスクがありますし、そんなわけでとにかく小さいうちに運ばなくてはいけないのがキリンの難しい一つの理由でもあります。

 せっかく運ばれてきたスカイ君はとってもハンサム。次はお嫁さん探しですね。

 
 スカイ君が来てくれたことが大きく貢献して、来園者も昨年に比べると1.5倍~2倍になる勢いなんだそう。

 動物園の環境や飼っている動物の希少さでは他の動物園に負けない釧路動物園。

 その良さを磨いて、もっと魅力を向上させましょう…って、これでは全く機能と同じ議論になってしまいそうです(笑)。

 持っている魅力を磨いて発信する。要はこれしか発展の道はないのです。

 釧路動物園のこれからに期待しています。
 

 

 


 

コメント
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