北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

文体という個性

2013-12-11 23:22:05 | Weblog

 

 以前から他人の書いたブログを読んでいると、「○○のための5つのポイント」というようなタイトルについ惹かれます。

 こう書かれると、つい(読んでみようか)という気になりますし、記事も問題のポイントを箇条書きにして端的に示されていて分かりやすく、頭にも入りやすいのだと思います。

 私も時々情報提供的な記事を書くのですが、大抵は全体を一本のエッセイ風な書き方でまとめる書き方でした。

 しかしそれだと、言いたいことは網羅されているつもりでも、受け手の側にインパクトある伝わり方がしていなかったのかも知れないと反省をしました。

 そこで試みに、私自身のブログでも何回か「○○のための××つの…」という風にして、伝えたいことを箇条書きにして、課題とその解決に向けた考え方をまとめるような書き方で書いてみました。

 すると読んでくださっている方にもこのような書き方は記憶に残るようで、先日掛川で講演をした際にも、私の話が終わった後に、真っ先に質問の手を挙げて「小松さんのブログに、『講演を聴くときにこうありたい三つの姿勢』という記事があって、そのなかに一番前に座って、真っ先に質問をしよう、という事が書かれていたので、質問をします」と言ってくれた方がいました。

 やはり印象に残りやすいのでしょうか。

 

    ◆   ◆  
  


 ブログを書き始めた頃は、文章が論文調になってみたりエッセイ風になってみたり、小説風になってみたり。また文末も「です・ます」調が良いのか、「だ・である」調が良いのかと、文体が定まらなくて苦労しました。

 半年ほど試行錯誤を重ねながらどうにか書き続けられるようになったのは、今の形に文体が定まってきたからに外なりません。

 ブログを書き続けられない、という方のなかには、「起承転結」も大切なのですが、文体が安定しなかったり定まらなかったりしているから、という方もいるのではないでしょうか。

 野球で言うとピッチャーの投球フォームや、バッターの打撃フォームみたいなものかもしれません。

 文体や書き方のスタイルって、これはこれで自分の個性になるもので、案外大切なことなのです。


    ◆   

 
 さて、今回の「いくつかのポイント」風なまとめ方ですが、書いていて自分の中の問題意識やポイントが絞られて浮き彫りになり、頭が整理されやすくなります。

 また読む方も気楽に読めて読むのが楽になるかもしれません。

 文体にもこだわりを持つと、保守的になってなかなか変えられないものですが、自分に変化をつける意味でもこうした書き方をたまにするくらいなら良さそうですね。

 新しいスタイルを手に入れた気分です。

コメント
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