北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

一年を読書で振り返る

2013-12-29 23:45:42 | Weblog

 

 この一年のブログネタを振り返ってみます。

 私のブログは、その日にあった"一番の感動をおすそ分けする"ということを念頭に置いているので、自分なりの感動がまだ新鮮な時に文章を書き起こしているものが多くあります。

 その日の感動を書こうとする分、夜飲んで帰ったりした日は文章も整っていなかったり、誤字脱字がさらに増していたりと散々。

 それでもこのような積み重ねを繰り返していると、記憶をよりしっかりと留めたり、あとで記録として取り出したりと結構有効に使えるものです。


   ◆   


 さて、今年を読書で振り返ってみましょう。

 今年の私はフライフィッシングで出歩くこととネットの前に座っていることが多く、思ったほどには本が読めませんでした。

 ブログでも時々読んだ本の紹介をすることがありますが、今年の読書感想はなんとたったの3本という少なさ。

 本を読んでいないわけではありませんが、(この感動は伝えなくては)、という一定のレベルに達しなかったということだと思います。

 読書は感動の一番手近な入り口ですから、これは大いに反省して来年からはもう少し読書量を増やそうと思います。

 ところで考えてみると、夜飲んだ時にどんな本を読んだか、ということが酒席での話題になることはほとんどありません。

 (多分本の趣味が違うんだろうなあ)と思うこともしばしばなのですが、それだけに同じ本を同じように評価していることが分かった時には親しさが増します。

 まして、滅多にないのですが勢いで紹介した本を「買いました、読みました」と言われると本当に嬉しくなります。

 そうやって相手のことを思い返しながらそのために時間を割く、というのは自分の誠意を示すもっとも効果的な方法の一つと言えるでしょう。

 営業で成績を上げようと思うと、相手からの共感と関心をどれだけ得ることができるか、ということが大切なことですが、そのためには名刺を何百枚配るよりも、一言二言会話をすることです。

 そしてそれが進んで突っ込んだ会話ができるようになったなら、本を一冊推薦してもらって、その本を読んで感想を伝えてみましょう。

 おそらく相手の心をつかむ最も有効な手立ての一つと言えるでしょう。

 
    ◆ 


 新規採用の面接を何度かしたことがありますが、最近はそこでは「最近読んだ本は何ですか」という問いをしてはいけないのだそう。

 本を読んだことと、それに賛同するか批判するかで本人の本に対する評価は変わりますが、それを訊くことはどこか思想信条に関わってきそうなので避けることが無難とされているようなのです。

 採用面接の場はいざ知らず、いい大人になって最近読んだ本について語り合い情報交換することが自分のネタの一つにもならないというのでは物足りないし寂しいことのように思います。

 今年はやや気持ちがネットに流れましたが、これでもしスマホなどを持ったらいよいよネットづけになってしまいそうなので、まだ頑張って避けているところがあります。

 一年の記録を振り返ってみると、自分の成長の足跡も至らなくなってしまった部分もわかってくるものです。

 さて明日からはこの一年の『私版十大ニュース』を二日に分けてお届けします。

 皆さんはこの一年でどんな成長と変化を成し遂げたでしょうか。書き出してみるときっと面白いと思いますよ。

 

コメント (2)
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