今日の札幌は午後に市内で突然雨雲が発生し、強烈な通り雨を降らせました。
雨雲ではなく雨粒そのものを観測する最新の「Xrain」というレーダーで観測すると、一時間当たり100ミリクラスの猛烈な雨が西区で発生しどんどん東へと移動していくさまが良くわかりました。
妻に「大丈夫か」とメールをしたところ、「雨がすごすぎて出かけられない」という悲鳴に近い返信。
しかしXrainの画面を見ていると、直径が5km程度の雨雲なので、「今は雨脚が凄くても、あと30分もすれば止むよ」と伝えると、やがて西側から晴れ間すら見えてきました。予言が当たったようでちょっと得意な気分に。
しかしすごいのは未来予知の予言力ではなくて、正しい情報をちゃんと持っているかどうかだけのことで、正しい情報を科学の力で観測して配信しているサービスこそがすごいということでしょう。
どこに正しい情報があるか、ということやそのデータを読み解く力など、いわゆる"リテラシー"ということが大切ですね。
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雨がひどい時は、すぐそこの高層マンションが見えなくなるほど雨のとばりが濃かったのですが、ちょっと視線を外すと晴れた遠くの山が見えるほどお天気の差がありました。
職場から見えた雨の様子と、Xrainレーダーの観測図を比べると確かに当たっています。
科学の力を日常に取り入れていかにより良い生活を過ごすかにも、訓練と練習がいるみたいです。これも生涯学習が求める一つの姿です。
【写真の中央に強い雨の塔が立っているようです】
【ちょうど雨を眺めた方向の先に強い雨が降っているという観測結果が】