北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ちえりあ寄席~伝統的話芸を堪能しました

2014-08-23 23:19:13 | Weblog

 札幌市西区の生涯学習センター「ちえりあ」での催しとして、「ちえりあ寄席」があるというので今日の夜の部へ行ってきました。

 事前にはトリは桂歌丸さんということだったのですが、健康上の理由により出演できなくなったということで、急きょ代役として総領弟子(一番弟子)の桂歌春さんの出演となりました。

 寄席の内容は、若手からベテランまでの落語を中心に漫才、寄席文、太神楽(だいかぐら=曲芸)までバラエティ豊かです。

 今回は、札幌出身の春風亭べん橋改め、春風亭柏枝(しゅんぷうてい・はくし)さんの真打昇進の口上がありました。

 柏枝さんは、札幌市の清田区出身だそうで故郷に錦を飾る形となりました。連日親御さんが会場に来てくれているんだそうで、親御さんとしては誇らしくもあり心配でもある心境のことでしょう。

 
 さて落語は久しぶりに生で聴きましたが、プロの話芸を本当に楽しめました。

 そしてなお、前座、二つ目そして真打という格と力量の違いを感じることにもなりました。

 特にトリを務めた春風亭小柳枝さんの出し物「八五郎出世」は、とぼけた兄の笑いから妹を思う人情場面への切り替えの妙がすばらしく、ホロリとしました。

 力量のある話し手にはどんどん場面の中に引き込まれてゆくのが分かります。

 たっぷり3時間楽しめて、これで2,500円はリズナブルな木戸銭と言えるでしょう。

 日本の伝統的話芸の世界。たまにはこんな時間を過ごすのも良いですね。

 

【写真は「ちえりあ寄席」のホームページより】

 

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