発達した低気圧のせいで北海道は強い冬型の気圧配置になり、昨夜から道東方面は大荒れ。国道や道道も各方面で通行止めが発生しています。
特に知床半島の付け根にある羅臼町では、この時期の平年積雪深48センチに対して、今日の午後二時現在でなんと178センチに! アメダスによるとこの24時間で110センチもの大雪が降りました。
羅臼町ではドアが開かない家が発生して、道は自衛隊に対して災害派遣要請を出し、50人ほどの部隊が除雪のために現地に向かっているようです。
しかし現地へ行こうにも道路交通が確保されていなければなりません。
風が強くホワイトアウトするような状況では除雪車も走れませんが、風がある程度弱くなったところで除雪再開。しかし、通常の除雪体制ではまかないきれないとのことで、今朝からは釧路開建の隣の帯広開建の除雪トラックとロータリー車が羅臼町の支援のため現地へ向かいました。
足寄を受け持って除雪をしていたチームには、受け持ち管内を除雪中に『羅臼へ支援に向かってくれ』という連絡が入り、そのまま向かったという情報が入っています。
朝七時半に足寄を出発したものの、途中の国道が通行止めなので通れる道を通って中標津経由で羅臼へと向かい、夕方の4時ころに現地へ到着してすぐに除雪作業に入ったそうです。
涙ぐましい取り組みと言わざるを得ませんが、こうして北の道は守られているのです。
くれぐれも事故やケガのないよう安全作業を祈ります。
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先週土曜日の北海道新聞夕刊に、「小学生新聞ふむふむ」という紙面が折り込まれていました。
これを開くと、今回の特集は除雪車について。ロータリー車についての詳しい紹介記事がデカデカと出ています。
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