北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

道具は男の美学

2015-02-01 22:32:10 | Weblog

 

 "日曜大工"と言って、時間があるときに木材を使った造作をするのは楽しいものです。

 ここのところ家の蕎麦打ち台を使いやすくするために、週末になると小さな修繕を繰り返しています。

 今日は、蕎麦打ち台を支える足の高さを微調整できる部品を買ってきたのでそれを足に取り付ける作業をしました。

 大したことはないように見えますが、直径の異なる木材用ドリルを使って穴を開けてそこに金属製の丸い板を固定するのです。

 最近は性能の良い電動ドリルがあるので、木材を固定するのは大抵木ネジを使うことが多いのですが、今日は部品が小さくて固定する穴が細かったことからサイズに合う木ネジが手元にありませんでした。

 わざわざそれに合うネジを買いにゆくのも面倒だったので、細い釘を探してそれを打ちつけることに。しかし考えてみると、釘を打つなんて実に何十年ぶりかのことです。

 釘も工具箱には長さの違う各種釘がどっさりと入っていますが、まあ今の家の修繕で使うとはとても思えませんし、だいたい妻も壁に変な穴を開けて跡を残すのには否定的ですしね。

 男って、何かをするためにはまず道具を揃えるところから始まります。逆に妻などは「そんなことのためにわざわざ道具を一つ買う必要はないじゃない」と道具に頼る姿勢に否定的で、なかなか意見は合いません。

 しかし蕎麦打ちでも釣りでもキャンプでも料理でも、専用の道具がちゃんと揃っていると効率的に作業ができますが、その一つがないだけで手間が余計にかかってしまいます。その一瞬のための道具で作業がすっとスムースに行った時は実に快感です。

 逆に、道具を揃えただけで何かができたような気がしてしまって、実は何もしないということもありがちで困ったもの。

 良い道具はちゃんと使って人生を豊かに暮らそうではありませんか。
 

 

コメント
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