出産後の養生をわが家でしていた娘夫婦がいよいよ明日家を離れます。
お祝いでもありませんが、手打ち蕎麦をふるまいました。今日は珍しく、馴染みのお蕎麦屋さんから真っ黒の田舎蕎麦の粉を分けてもらったので、二色盛りに挑戦です。
蕎麦が真っ黒というのは、玄蕎麦の黒い皮の部分を一緒に挽いてしまうので黒くなるわけです。
昔の田舎は食べるものが少なかったので捨てるのはもったいないとしてできるだけ多くの部分を挽いて粉にして食べていたことから、「田舎蕎麦」と言えば真っ黒い蕎麦の代名詞になったというわけです。
打つ前の蕎麦粉で見るとあまり色の違いが分かりませんが、両方をこねて玉にしてみるとその違いがはっきりしますね。
普通の二八蕎麦と田舎蕎麦ではやはり太さを変えてみることで食感の違いも楽しめます。
信州などでは本当に真っ黒で太くて固いことを売りにして大人気の蕎麦屋がいくつもありますから、蕎麦の好みも人さまざま。ちなみにうちの孫は細い方が大好きです。
きざみ海苔を切るときはシュレッダー用のハサミを使います。これってシュレッダーとしては全く使い勝手が悪かったので、我が家ではもっぱらきざみ海苔専用ツールになってしまいました(笑)。
茹でて盛り付けたら一番上の写真の感じ。ちょっと贅沢でしょ。