北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

通勤定期を落としたら

2015-02-18 22:17:37 | Weblog

 

 ときどき夜遅くに東京の娘から妻に電話がかかってきます。

 別室でパソコン作業をしていた私には、何を話しているか分からなかったのですが、突然妻が「えーー!何それ!三ヶ月分?大きいね!」と大きな声を上げて驚きました。

 その後もなんだか困ったような話をしているようで、さすがに聞きとがめて「どうしたの?」と話に割り込みました。

 すると「定期を落としちゃったんだって。三ヶ月定期らしいんだけど。買い直すとなると高いじゃない」とのこと。娘がそれで落ち込んでいるようでした。

「それってパスモかスイカでしょ?なら再発行できるはずだよ」と私。
「え?なに?そんなことできるの?」と妻が言うので電話を替わって定期が何だったかを訊くと「パスモだよ。でも機械で買ったんだよ?それでも再発行できるの?」

「定期だったら記名方式で名前を入れて買うでしょ?パスモだったら落としたときの再発行ができるし、現金をチャージしてあればそれも記録に残っていると思うよ。とにかく拾った人が使い込んだりしないように、早めに手続きするといいよ」
「あ~、分かった。やってみる」

 とまあ、そんな会話をしたのでした。

 実は私も過去に郵便貯金のキャッシュカードと一体になったSuicaを落として、1万円以上もチャージしてあったので焦ったのですが、すぐに手続きをしてチャージした分も現金で口座に振り込んでもらったという経験があるのでした。

 そんなわけでICカード乗車券はちゃんと記名で買っておけばいろいろと便利なことがあるというお話し。

 方やで、何でもかんでもそれで自分の個人情報が拡散して行くのがいやだ、という人もいることでしょう。

 個人情報を提供することでその代わりに利便と保険を手に入れるという取引をどう思うかで、どう行動するかは本人の自由です。

 でも私は、個人情報を提供することを拒んで社会の中で独立して生きていこうという生き方よりは、一定のリスクを受け入れながらネットワークによって社会的利便を手に入れる生き方を選びたいと思います。

 社会の中で孤立しないためにも、社会とどんな関わりを持っていくかを考えるのも生涯学習でしょう。


 その後娘からは、「一日遅れたけど再発行できて、チャージしてあった分も無事に戻ってきた」という連絡がありました。

 まあ良い社会勉強にはなったことでしょう。

コメント
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