北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ここまできっちり安全管理を ~ 口先だけの念仏にしないで

2019-08-23 23:50:24 | Weblog

 

 かなり強い雨の降る札幌ですが、台風10号以降、空気がめっきり秋めいてきました。

 さて今日はそんな強い雨の中、会社の車を借りて市内へ出かけ、知人に会ってきました。

 用事はさほどのことでもないのですが、職場が変わってから会っていなかったので、その挨拶もかねての訪問でした。

 昼前には会社に戻って、自席でちょっとした作業をしていると、一人の課長が私の前に来て、「あのう、小松さん、きょう午前中車を使いましたか…?」とおずおずと尋ねてきました。

「はい、使いましたけど、なにか?」
「…実は小松さんがの車から『急ブレーキをかけた』という情報が上がってきていまして…」

 彼はそう言うと、一枚のコピーを見せてくれました。

 そこには、「Subject:急ブレーキ」というタイトルのメール文が印刷されていて、車のナンバー、乗っている者の名前(私)、そして今日の10時59分01秒に、急減速が発生した、とありました

 減速度は「-0.43G」で、これは急ブレーキに相当する急減速だというのです。

 またもう一枚のコピーには急ブレーキをかけた場所の位置の図面があって、場所も特定されていました。

「この場所で急ブレーキをかけたことになっています」

 なるほど、確かにそこは、走行中に赤信号になり、一瞬(行けるか?)と思ったものの思い返してブレーキを踏んだ場所でした。

「あ~、確かにそこで急ブレーキをかけてます。申し訳ありません」
「いえ、ただこの情報が、支店長や本社の数名には送られているのと、併せてドライブレコーダーの映像も送られています。今後は注意されてください、よろしくお願いします」

 わが社の社有車にはすべてドライブレコーダーがつけられていて、(安全対策はバッチリだ)と思っていたのですが、実は車の挙動はすべてネット経由で把握されています。

 以前ある方からも、「うちの社有車は時速100㎞を超えたら、その情報がメールで即座に支店長に入りますから注意してください」と言われていたのを思い出しましたが、急ブレーキ情報も伝わるとは思っていませんでした。。

 支社の今期のスローガンは「安全第一・遵法最優先」ですが、遵法精神は社員に強く求められています。

 上司や周りの人に知られて叱られるから乱暴な運転はしない、というのではなく、遵法精神をもって安全運転をする、という姿勢が大切です。

 労働災害の発生比率に関しては「ハインリッヒの法則」というのが知られていて、一件の重大事故の裏に、29件の軽傷事故、300件の無傷事故(いわゆるヒヤリハット)があると言われています。

 無事故のためには、まずは一件のヒヤリとハットを起こさないことが大切。

 そして組織の安全管理とは、ただ口先で注意をするだけではなく、このようなシステムでバックアップされるべきものでした。

 わが社の安全管理に対する意識の強さを改めて感じた次第。

 自戒を込めて、「ご安全に!」
 

コメント
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