北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釣りと私の熊対策

2019-08-12 23:59:02 | Weblog

 今さらながら週末の十勝旅は釣りも良かった。

 熱気球体験の後は、妻と一緒に釣り友達に教えられた渓谷へと向かいました。

『熊出没注意』の看板に怯えながらもお魚さん目指して藪へと漕ぎ出します。

 ちなみに、最近札幌南区の藤野というところで毎日連続して住宅街に熊が出没しているということが話題になっています。

 ちょうどお盆の時期なので、お墓には盆菓子などお供え物をするでしょうけれど、絶対に持ち帰らないと危険です。

 テレビでは、パトカーの前を悠然と歩く熊の動画が映し出されていますが、これを単なるショッキングな映像での視聴率狙いにするのではなく、行政としてより適切な対応に向けたアピールにしてほしいものです。

 そもそも住宅街を闊歩して家庭菜園の作物を食べ、しかもそれでいて自身に危害が加えられることもないという学習をした熊は、人を襲わないにしても既に熊害(=ゆうがい)が発生していると言わざるを得ません。

 もうこの個体は残念ながら殺処分しないといけない段階に思えますが、住宅地では銃を発砲できないというルールがあってハンターも手を出せないのだとか。

 ここは基本的なルールを超えた状態だと判断する行政の知恵が求められるところでしょう。


      ◆


 さて、釣りの時のクマ対策は、①熊鈴×2個、②笛とホイッスル、③蚊取り線香(熊はにおいに敏感)、④熊スプレー(10m飛ぶやつ)、⑤鉈、という五種類です。

 見通しの悪いところではホイッスルを吹きまくり。

 熊鈴は、渓流の音が大きいところでは聞こえなくなりますし、立ち止まってロッドを振っていると鈴は鳴らなくなるのです。

 時折笛を吹いて存在を知らせることで、出合頭の対面を防ごうとしています。

 この日も、沢を下ってちょっとしたプールに出てくるまでが恐怖の時間。

 川筋に出てからは魚の反応もそれなりにあって楽しめました。

 もっとも釣れたのはちょっと小さめなニジマスばかりで、大物との勝負には勝てず。まあまた今度のお楽しみ。

 この渓相と豊かな魚。

 農業だけでなく、十勝は豊かです。

 

コメント
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