北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

住まいのリスクはどこにでも

2019-08-07 23:46:57 | Weblog

 

 朝出勤しようと家を出たところ、庭木が豊かに植えられているお向かいの家の前に一台の軽自動車のバンが止まっていました。
 
 横を過ぎようとすると庭から男性が一人出てきたので、(庭木の手入れをするのかな)と思い、「お早うございます。庭の手入れですか?」と声をかけたところ、「いえ、スズメバチの巣の撤去です」という返事がありました。
 
「スズメバチ!?どこにあるんですか?」とキョロキョロ見回すと、「いえ、もう撤去したところです」とのこと。
 
 さらに「実はこのお家の後ろの高木が、スズメバチのパラダイスになっているらしくて、そこを拠点に、周辺に巣が広がるんです。なので、ちょっと周辺に巣がないか見回ってみて、あれば教えてあげようと思いまして。お宅様もちょっと気にして家の周りを見てください」と少しの間、一緒に歩く形になりました。
 
「スズメバチの巣って、やはり屋根のひさしの下につくんでしょうか」
 私の家には屋根のひさしがないので、それならスズメバチの巣は付きにくいかな、と思ってそう聞いてみました。
 
 すると「いえ、ひさしのあるなしは全く関係ありません。壁にも直接つくりますし、梯子を壁に取り付けている金具とか、換気口の出口とか、見境がありません。とにかく彼らが気に入ったところには巣を作る、としか言いようがないんです」と教えてくれました。
 
「そうですか、それではそういう目で家の周りを見てみます」
「そうそう、ひとつだけ、見回るときは一応ジェットタイプの殺虫剤は持ってまわってください。蜂用のものもありますが、市販のジェットタイプでも十分ですので」
 
 さらに歩きながらその男性は、すぐ裏の家の木に目をとめて、「これは梨ですね。彼らは梨が大好物なんですよ。この近辺には結構梨を植えられている方が多いので、それもスズメバチには住みやすい環境要素のひとつかもしれませんね。どうぞお気を付けてください」
 
 言われてみないと、そういう目では家の周りを見ることはありませんでした。
 
 世の中にはいろいろなリスクがあるものですね。
コメント
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