今日は朝から道東釧路での年末挨拶回り。
自宅に朝5時15分に迎えの車が来て、それに乗り一路釧路を目指します。
車中ではすぐに眠り込んでしまい、目覚めたのは快晴の十勝平原SA。
釧路に到着したのは9時半過ぎでした。
そこから釧路市内でお世話になっている官庁、民間企業などを回り年末のご挨拶をして歩きました。
なかにはかつて釧路市役所にいたことを思い出して下さる方もいて、「あれ?あの小松さんですよね」と言って下さり、うれしい限りです。
釧路市役所へも挨拶へ行きましたが、挨拶をしたある課長が私の後を追いかけてきて、「ぜひこれをお知らせしたかったんです」と話しかけてきました。
「どうしたの?」というと、「実はここ3年間、釧路市建設業協会の協力を得て、予算もいただいて『建設業を考える作文コンクール』をやっているんです。ここにその3年分の成果があるのでぜひ見てほしくて」と言います。
彼は、建設業へ進む若人を少しでも増やしたいという一念で、建設業協会に掛け合って年間30万円の予算を勝ち取り、中学生を対象とした作文コンクールを企画・実施したというのです。
優勝した子には、提供を受けた予算の範囲で親子で東京旅行という副賞をつけました。
応募した子たちの文章はなかなかのもので、改めて建設業とは何かを考えることで建設業への関心を持ってくれていることがうかがえます。
「このことをきっかけに、子供たちが就職先として建設業というものが印象に残ることを期待しています」
少子化の影響はじわじわ効いてきていて、各方面で就職希望者が少なくて困るという話を聞きます。
それならばなおのこと、このような具体的な実践行動を起こすことが求められているのだと思います。
眠っているお金を生かす工夫をすることで、子供たちの関心を自分たちに向けてもらうことはいくらでもやり方があるように思います。
嘆いてばかりおらずに行動を。
そんな行動力が立派だと思います。