約半年ぶりの稚内訪問。
夜に地元でまちづくりに熱心に活動しているSさんと一杯やりながら地元の現状を教えていただきました。/
やはりコロナの影響は大きくて、外からの観光客が激減していたようですが、ここからの盛り返しに来たいです。
稚内では、砕いたホタテの貝殻を敷き詰めた「白い道」を売り出そうと、ここをトレッキングするようなコンテンツを含んだツアーを売り出したところ好評だそうで、結構な人が集まりつつあるのだと。
https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/white-road.html
「今はここを一方通行のトレイルにして、安全を確保しながら楽しんでもらえるようなルーティングを目指しています」とSさん。
稚内や離島がどんな魅力があるかを自分たちが理解して、ちゃんと発信できるかという事が問われているような気がします。
一方Sさんはスイスのツェルマットを視察したときに、顧客管理がしっかりしていて、一見さんでもなんでも受け入れるようなことはしていない観光の姿に驚いたと言います。
「リピート訪問を繰り返したお客にはバッジが与えられて、それを見るとレストランンの従業員が『おかえりなさい』と言ってくれるんです」と思い出を語ってくれました。
観光客も数を追う量を求めに行くことから、地元に愛着を持っていながら金離れの良い上客をしっかり捕まえてリピートを繰り返してもらうという戦略に感動したとも。
顧客管理をすることがポイントですが、日本でそんなことがやれるのは離島の利尻・礼文が適当じゃないのかな、とも思います。
さて、ポストコロナの桝観光の行方、地域のいろいろな知恵が試されます。