参議院選挙が行われました。
各テレビ局は先を争って当確を打ち、早々に各党の当選見込み数を披露していました。
最終確定は深夜に及ぶのでしょうが、大方事前の予想どおりの結果と言え、いかに出口調査など事前調査の制度が上がっているかに驚きました。
選挙での当落は悲喜こもごもで、私の友人知人にも初当選した方や落選した方がいます。
当選された方には、ぜひその議席を使って良い国造りに貢献していただきたいものですし、落選された方は是非捲土重来で、次回に有権者の支持を得られるよう頑張ってほしいものです。
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さて、久しぶりの投票日に投票した今回の選挙。これまではずっと期日前投票が常だったので、投票日に投票に行くということはありませんでした。
また思い立った時には夜の予定が一週間にわたって入っており、期日前投票で夜の時間内に区役所へ行くことができませんでした。
そんなわけで、ひさびさに妻と一緒に連れだって町内を歩きながら投票所の小学校へと向かいます。
どこかへ行くと言えば車が多くなり、町内を歩くのは通勤時の決まりきった道筋だけということを思えば、こうやって町内の道を歩くというのは久しぶりの様な気がします。
青色が美しいアジサイの花を見たり、バーベキューの準備をいそいそと進めるお父さんの微笑ましい姿など、我々庶民の安定した日常の姿が目に映りました。
当選された皆さんには、この国の未来に向かってしっかりとした判断をお願いしたいと思います。
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また今回からネット選挙が解禁になりました。
ネットの恐ろしいところは、一度発言したことや書いたものなど候補者の歴史的記録がネット民という大勢の目と記録によって、しっかりと残されることです。
以前であれば「有権者は自分が行ったことをどうせ覚えていないだろう」ということがありましたが、これからは、誰かたった一人でも記録を取っておけば、それがネットで拡散されるという時代になったのです。
過去の発言とその後の翻意があるとすればその理由は何かを世間に説明する必要があります。そのときに、大勢の目がある場では、嘘は通用しません。
今回の選挙ではネットの利活用がまだおそるおそるという風でしたが、やがてストライクコースぎりぎりに投げてくる人も出てくることでしょう。
ネットと選挙の歴史は今始まったばかりですが、実に興味深い時代になったと思います。
有権者はネットを武器として情報収集をして、貴重なその一票を行使してほしいものです。