今夜は鹿追町で、「然別湖de懇親会」に参加してきました。
ミヤベイワナのふる里「然別湖」は釣りの解禁日が年間で2ステージで合計50日しかありません。
今年の場合、ファーストステージは6月6日(木)〜7月8日(月)の33日間で、セカンドステージは9月21日(土)〜10月7日(月)の17日間というわけ。
今回は、札幌のG.Gアミーゴの有志が前期のほぼ最終日に合わせて釣りに来たのと、併せて前夜の今日、地元鹿追町の釣り関係者が一緒に集まって、残間正之さんによるスライドトークが開かれました。
テーマは、「日本のルアー&フライ釣り場事情」。
世界70か国を旅した残間さんですが、もちろん雑誌の取材などを通じて国内の釣り場事情にもいろいろと詳しいのです。
特に今回は、国内の湖での釣り事情が紹介されました。
釣りの用語で、よく「ヒレピン」という言い方をするのですが、これは尾びれや背びれ、胸びれなどがピンと大きく張った元気の良い魚の事。
これはつまり、養魚場でたくさんの魚が高い密度で育てられたためにヒレが擦れてしまって小さくなってしまった魚の対極にあるということを意味しています。
実際、本州の特に都会から近い湖では、釣り人の人口密度も多く、そこにたくさんの魚を釣らせようと思うと、養魚場からの魚の放流が多くなってしまい、なかなかヒレピンにはめぐり合いません。
どこの川でも湖でも、ヒレピンばかりが現れる北海道の釣り場がいかに貴重で、本州の釣り人の憧れかがよくわかる話です。
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さて、ここ然別湖には、オショロコマの亜種であるミヤベイワナが生息しています。
ミヤベイワナは1万数千年前の火山活動で陸封され、独自の進化を遂げた魚です。
この魚を釣りたくて多くの釣り人が然別湖を訪れますが、気温や水温のちょっとした変化で釣り模様は大きく変化するとのこと。
今日の会合には、然別湖で湖の管理をしている田畑さんも駆けつけてくれましたが、一昨日までは大いに連れたのが、昨日から水温が少し上がって調子がおかしくなったそう。
明日は、ほぼ最終日の日曜日ということで、だいぶ釣り客が多くなりそうとのこと。
ボートで漕ぎ出して湖面で釣ればミヤベイワナが狙え、岸からの立ち込みではニジマスやヤマベが狙えるとのこと。
いろいろと経験して釣りの引き出しを増やすには絶好のチャンスです。
然別湖には何度か来ましたが、今まではただ景色の写真を撮るための湖だったのが、釣りを始めてみると、北海道を代表するアクティビティのできる湖となることでしょう。
さて、明日の然別湖での釣りはどうなるでしょう。