蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

つるし柿

2008年11月26日 | 庭まわり
午前8時半になっても外気温2℃。

信州だけでなく寒い地方ではよく見る風景のつるし柿。
干し柿には日照と風が必要アイテムだが、我が家はどちらも不足している。

11月6日皮むきし昨年同様、薪小屋の前に架けたが


今年は日照不足を補うため、南の壁につるすバーを作った

ホームセンターで材木、棹掛け金具、足元安定用の洗濯物干しブロック
さあ材料は揃った。
上下の横棒2本には、プラスティックの竹棒(キュウリなどのツルを絡ませる用具)

ちょっとぐらぐらするがひとまず完成
 いい感じ

11月20日頃から甘くなった。時々つまみ食いをするので、歯抜けだ

白い粉をふかせるのにはもっと風が必要だけど、このまま”おやつ”として順次食べることにした。
色や形は悪くてもまるで和菓子のように美味しい


「顔をしかめるほど渋い柿がこうして甘くなる」
と思っていたら渋柿と甘柿では成分のタンニンの種類が違うのだそうだ。
干し柿の場合は干すことによって可溶性(口の中の水分で溶かす性質)のタンニンが不溶性に変化するので、
渋みを感じなくなるという。
ふ~ん、味覚に鈍感な私はより甘く感じること請け合い。

先人の知恵はすごい!
いずれにしてもありがたい自然からの贈り物である

余談
もともと柿は渋かったそうな。
カラスが柿をつつき、しばらくしてから食べたのを見た先人が、真似をしたのが始まりではないかという説があると---
読んだことがある。

冬、枝に1個ぶら下がる柿を見る。これは人間が鳥への贈り物=残り柿だと聞いたこともある。
ほほえましい話だが、都会のカラスにはそんな贈り物はあげられないほど被害が大きいのは困ったもんだ。
コメント
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