蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

ちひろと一茶

2009年03月26日 | 安曇野とその周辺
「ちひろ」とは、いわさきちひろ
「一茶」とは、小林一茶
 持ち歩きに楽なソフトカバー
2009年3月 信濃毎日新聞社発行
 
ちひろは一茶のふるさと北信州・信濃町の黒姫高原に山荘をもち、仕事場にしていた。
ちひろの父親が俳句を詠んでいたことで、若い頃から俳句に親しんでいたという。
そこでいわさきちひろの子息、松本猛氏はちひろの絵と一茶の句とのジョイント本を刊行した。

もくじ:季節・小さきものへ・こどもだいすき・旅の空・ふるさと信州
一茶の俳句は、なんも小難しいことを言わず見たままを平たく表現する。
しかし深い眼差しあり。
ファンなら目次をみただけで「はは~んあの絵とあの句だな」とわかるかも知れない。
バーチャル対談:時代を超えていかにも生っぽい会話が続く。この試みは面白い。

ふるさとへの郷愁、自然への憧憬、こどもへの愛情あふれる絵と句がうまくコラボレーションしている。
経歴からみても、それぞれの人生に確執や苦労があったはず。お茶を飲みながら、絵本を見るようにほっこりしたい時の1冊だ。

付録
安曇野ちひろ美術館 感謝デー
『3月29日(日)入館料無料
日頃の感謝をこめて、この日はすべてのお客様の入館料が無料になります。
ワンドリンクサービスや、歌声喫茶ともしびによるコンサート、館長松本猛によるトークなどのイベントを開催します』

※松本猛氏のトークライブは「安曇族を語る」午後3時15分~4時15分
以前読んだ『失われた弥勒菩薩の手』に関連するのでは?と期待して出かける予定。

おまけ
長野善光寺から東のひっそりとした本屋さんの看板にも登場した
「あの月をとってくれろと泣く子哉」一茶


ちひろの絵でなくても十分建物と色彩とイラストがコラボしている
コメント
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