(アグリジェントからシラクサへ向うバスの車窓から)
丘陵都市は南イタリアに限ったことではないが、バスの中から山の上の街をよく見かけた。
古~い教会(ドォーモ)を中心にした街造りだ。タオルミナも繁華街は丘の上だった。
日本では城跡などならあるが・・・ちょっと思い浮かばない風景だ。
ツアにはパレルモからナポリまで日程の3分の2を、ローマ在住の女性Hさんが添乗兼ガイドを勤めてくれた。彼女の話によると、
イタリアの低湿地ではマラリアが流行っていた。
低湿地に住んでいると悪性の熱病にかかりやすいということで、不便な山の上に街を作ったのだそうだ。
外敵から街を防御しやすいと言う利点もあったのだろう。
マラリアの語源は、MALA(悪い) ARIA(空気)
余談
我が家は標高620メートル。穂高駅の標高は560メートル。
十分丘陵極小都市の高度だが、いかんせん街とまではいえない