蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

南イタリア おとぎの街「アルベロベッロ」

2009年12月12日 | 海外旅日記
世界遺産に登録されたのが1996年
その翌々年1998年に友人と二人で旅行しているアルベロベッロは、イタリア長靴のかかと部分にある小さな街。

久しぶりに懐かしく訪れた


とんがり帽子のような屋根をもつ家々が立ち並ぴ、まるでおとぎの国に来たような感じ。
この円錐型ドームをもつ家をトゥルッリと呼ぶ。
おやっ、遠くに見える○に十字は薩摩藩?

とんがり帽子の屋根にあるのは太陽?
マークは魔よけのようなものだそうだが、まだ解明されてはいないようだ。


地元産出の石灰岩を割って壁や屋根に積み上げている建築法は、実は税金免除対策であったという。
貧しかったこの地方では簡単に屋根部分を外せる構造だからだ。

分厚い石灰の壁はべらぼう暑い夏を涼しく、むちゃくちゃ寒い冬を暖かくしてくれる。
たぶんこれは煙突?


塀のある家はめずらしかった


現在住んでいる人のお宅が公開されている


民家だけでなく大きな教会もある
夕刻になったので急ぎ足で坂を上りきった瞬間、あわてて撮影したら傾いている。
本物はもちろん直立している


土産物やさんで足止めをくった一行の多くは見ずじまいだったと思う。残念だったなぁ
その土産物やさんの屋上からの景色は絶品だったのだが、店内での滞在時間が長すぎた。

私は買い物に興味がなかったので早々に退散。
ドアを見返ると「CLOSE」になっていたので、日本人観光客ご用達になった格好だ。

早々に退散した理由は、「うちの店で一番人気の商品はこれ」「5個買うと1個おまけ」など矢継ぎ早の日本人的商売が目立ちすぎた。気の弱そうなイタリア人のご主人は店内をウロウロ。奥さんにけしかけられていたのが可笑しかった。
通り一帯居並ぶお土産屋さんの中で、あの光景を見たくなかっただけのこと。

彼女は、元添乗員でこの地で20年近く頑張っている人なんだろうけど・・・

屋根の先っちょの形もいろいろあるが、10年前に聞いたのは家の格式を表しているのではないかということだった。
しかし今回も真偽の確認はできなかった。


隣同士ぴったりついている構造は、壁を共有することで経費を節約している。
壁自体の厚みがあるので、騒音問題の心配はないのかもしれない。


あっという間に日が暮れてしまい、しばしおとぎの国で遊んだ。
コメント
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