蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

野麦峠へスノーシュー

2009年03月10日 | トレッキング
6日朝安曇野案内サイトの「自然イベント」を眺めていたら【明日の野麦峠】があるではないか!
それッ!と連絡すると参加OK。集合場所は「野麦街道川浦歴史の里」
奈川自然案内人の会主催。
かねがね野麦街道を歩きたいと思っていた歴史の道。
来年のスノーシュー・トレッキングは体力的に行けないかも知れない。渡りに船である。

7日朝6時50分に自宅を出発。1時間半で集合場所へ到着。奈川はかなり雪深い地域だが合併して松本市である

8時半スタート。すでに標高1300メートルくらい
清水牧場チーズ工房への看板前から、スノーシューを装着して、いざ!


「あゝ野麦峠」の舞台となった旧野麦街道。行き倒れそうな人を救うための室が改修し保存されている

その先には行き倒れになった比丘尼の碑もある

昭和に植林されたカラマツの林は、あまり間伐が進んでいない

造形的には美しく映るが


自然林はやはり美しい


1672メートル野麦峠着。標高差300メートルほどを登ったことになる。
主人公みねと背負う兄の像がある。ここでみねが「飛騨が見える」と息絶えたと作品にはあるが、実際には見えない。


会長Tさんの話では
当時は自宅にいて働くのはもっと過酷だ、と製糸工場をめざした少女や町への憧れもあったという。田舎の娘が原宿に憧れるように・・・
?年配のおじさんガイドがしゃれた表現を、と思ったら、東京出身の山男でありました

展望台に小さく観音像が見える。がんばって登ればよかったと後悔しきり。


ホームページInf oAtlasさんから拝借画像

横浜の貿易商の寄付で建造された観音様である。輸出品となった生糸は、明治時代若い少女達が岡谷や諏訪で懸命に働いたおかげだと・・。だから観音様は諏訪方面を向いている

お地蔵さんもいるよ
8年前に寄付を集め、松本市の石工により建てたもの。こちらも遥か諏訪方面を向いている。雪のベレー帽を被り小首をかしげる愛らしいお地蔵さんだ。
 慎重1メートル20センチ?くらい

昼食はガイドスタッフの手作り「豚汁」で温まる
手作り雪のベンチに腰掛け、持参サンドイッチ(おにぎりは凍る心配あり)で腹ごしらえ。美味しかったこと




遠くから乗鞍岳が我々を眺めている。乗鞍岳は、主峰・剣ヶ峰とそのほかに
大日岳、屏風岳、摩利支天、富士見岳などの高峰の総称。
乗鞍高原からは見えない屏風岳がここ野麦峠からは見える。
左から屏風岳 大日岳 剣ヶ峰。手前のお碗は高天ヶ原


美しく輝くウダイカンバ(説明を受けた時の記憶が間違っていなければ)
の冬芽。やわらかい陽を枝いっぱいに感受し、とにかくとにかく美しかった


このような過酷な道を今では、美味しいものを食べ、暖かいお茶を飲み、防寒服に身を包み、わらじの代わりにスノーシューを履いて・・・・
春になれば車で岐阜方面へ越えられる観光道路もある。
感謝せねばバチがあたる

新緑のころ再訪したいものだ

余談1
スノーシューとは?・・と検索したら
ネコの一品種。アメリカ原産。短毛種。四肢に白い斑点を持つのが特徴で、名前の由来でもある。なめらかな被毛と、やや長めの体を持つ。
あらら~
人好きな性格で、雪ぐつをはいているように見えるところから命名されたそうです。

まっ、和かんじきの西洋版といったところです

余談2
奈川自然案内人の会が探しあてた「ミズナラの巨木」を松本市の巨木指定に申請していると、会長さんは嬉しそう。
巨木にはカツラやブナやヒノキなどは多いが、ミズナラは珍しいと思う。
(Web検索では、岐阜大学位山演習林内のミズナラが記録されていた)
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春告げ・・・

2009年03月09日 | 庭まわり

”メジロ”がやってきた

大粒雨が丸1日降り続いて雪を解かし、その翌日カラっと晴れた7日は野麦峠へトレッキングに出かけた。

メジロがきたのは8日の朝。オレンジのご馳走が奏功


かわいい顔でも嘴は鋭い


そしてその午後、常連組シジュウガラが巣箱から顔を出したのを確認。

今季は新鳥の参入が嬉しかった
過日の雪の日、20センチ以上はあるアカゲラが目前を通りすぎた。次はシャッターチャンスを得たい

散歩道にて

信州の"春"は福寿草から・・・あちらこちらで福寿草祭

まだ眠たげなネコヤナギ


ひっそりと、でも存在感のあるオオイヌノフグリ


主張が強すぎるクロッカス


そろりそろりと春が近づく
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トキの移住なるか?

2009年03月06日 | つれづれ思うに
10日に追記:
画像添付のミスがあり、削除しました。不手際日記ですみません。
その後トキは新潟へ移動してしまいました。

新潟県の佐渡で放たれたトキの1羽が今、長野県の木島平村の田んぼに飛来している。
美しい鳥だ
木島平村公式サイトから拝借

昔から和紙の生産地として有名なのどかな村里である。
地元の村人達は、近寄らず遠巻きに眺めている

最近は後継者不足に困っているが、最近若い女性が和紙工房に入門したとかで地元テレビが伝えていた。
トキが、若い女性を連れてきてくれたのか
志高い若い修行者がトキを連れてきたのか?
地元ではきっと大喜びだろうな

トキが永住すれば経済効果うんぬん~は、この際黙っていようよ
はやとちりして、ほれ記念館を造ろうとか、トキ饅頭を売ろうとかトキ丼を始めたとか、夢のない話になるんだから。

余談
我が家の和室吹き抜け側の窓は、木島平まで買いに行った和紙を使っている。
どうでもいいミーハーな話だけど、縁がちょっと嬉しいだけ
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乗鞍高原でスノーシュー

2009年03月05日 | トレッキング

歩き始めて2時間くらいの東大ヒュッテ広場から仰ぎ見る乗鞍岳の絶景
ガイドさんも、こんなにいい景色が見られるなんて、なんとラッキー!

冬以外のトレッキングしか経験がない
いつか雪の里山を歩きたい!を実現できたのは2日。

自宅から集合場所の乗鞍高原温泉休暇村まで1時間40分ほど。松本市安曇の入り口あたりは吹雪だったが、高原への道を走る頃には青空と雪と林立する白樺に心躍る。

標高1600メートルまで2回のリフトで上り、レンタルのスノーシューを初めて履く。


ストックも大活躍


リーダーの注意事項を念頭に、比較的自由に自分の道を歩めるのがいい
この雪の下は笹の藪で、別の季節なら歩けない場所


フォークという愛称の古木


年老いたマツに着生するサルオガセは、まるで”とろろ昆布”
これは地衣類というれっきとした植物


マツ科のシラビソに出会えた
以前八ケ岳のシラビソが美しいと聞いていたが、なんのなんのこの美しさ




カラマツ、シラカバ、ダケカンバ、コメツガ、シラビソなどの樹木を見たが、
やはりシラカバの林がダントツだった


おまけ
因みにこの画像(元サイズ)は、今パソコンのデスクトップを飾っている

【6日追記】
○この日のトレッキングは、9時30分から13時まで3時間半の行程。入門者にはうってつけコースだった
○お世話になった主催は「松本市安曇公民館・大野川婦人学級)
代表世話人もサブスタッフもボランティア。参加者は圧倒的に熟年組だが、ガイドは若手3名。岐阜で活動のメンバーだった(名前を失念、ごめんなさい)
なかなか親切でありました。
○格安経費1000円(地元のレストランで昼食)スノーシューレンタル代500円。リフト代600円・・・・
以上でした。
■シラビソのよくわかる説明を栂池高原ホテルの日記から拝借しました
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ライダーハウス

2009年03月01日 | 安曇野とその周辺
散歩中に見つけたご近所スポット


民宿かと思ったが、オートバイが数台駐車している??


あづみのライダーズハウスでした。
ライダーハウスは北海道が先駆的存在だと思うが、ここ安曇野にもありました。
オーナーは京都出身で7年前に開業。庭や売店小屋はオーナー手作りだって。
ライダーに限らずひとりでふらっと宿泊(個室)もOK。


もう春がそこまで?の山麓線です。
場所は宿と蕎麦の冨士尾山荘前、山麓線をはさんだ細い道を東へ(里側)道なりに2分下った左側です。

温泉に浸かりたい!・・・には、この界隈は穂高温泉郷の中、富士尾山荘でも400円で利用できます。

余談
先日NHKで紹介されていたライダーハウス
肥薩おれんじ鉄道「阿久根駅」には懐かしいブルートレイン車両を利用する施設がNPO法人で開業した。
当然風呂はないし、寝具は持ち込みまたはレンタルだし、快適なホテルとはゆかないが一度は泊まってみたいな。
鹿児島まで見学に行けないので拝借ブログで楽しんだ。

おまけ
「中北信ツーリングにはここは立地条件がいいよ~」
オーナーお勧めでした。
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